目には見えないもの。

11月の我が社、というかウチの部署、実は1年を通じて一番暇な時期らしい。
もちろん通常業務は回していかねばならないが、月初・月末といったお決まりの「イベント」以外でこれといって予定が入らない。
緊急事態宣言が解けて通常勤務に戻ったが、今のところ年末の繁忙に向けての、程よい「助走」になっている。
在宅も、朝夕の時短勤務扱いもなくなったが、俺の仕事については時短期間を通じてより一層の合理化、標準化、省力化を余儀なくされたので、皮肉なことに不意に手が空く機会も多くなってしまった。

そんな休み時間、いつものように地元情報を中心にネット巡回していたところ、フルルガーデン八千代閉店の報。
慌てて見てみたフルルガーデンの公式HPは通常通りだったので、キツネにつままれたような気分になったのだが、少し調べてみるとどうやら「専門店モール」側のみが閉館となったらしい。
同じく空き区画が目立ち始めていた、イトーヨーカドー棟に順次移転、統合されて「フルルガーデン」を名乗ることとなり、旧専門店モールの方は解体の予定。この区画の具体的な活用方法はまだ決まっていないようだ。
これを機に、勝田台駅からの無料シャトルバスも廃止になってしまった。
勝田台駅からなら実は東葉高速鉄道でひと駅、村上駅から見える距離なのだが、代替交通機関として紹介されていたのは地元の路線バス…どれだけ地元に嫌われてるんだよ東葉高速鉄道(やはり運賃が高いからなのか)*1
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緊急事態宣言が解除されたからと、そうとは知らずにふらっと立ち寄っていたら、相当混乱するところだった。
このコロナ禍ですっかり足が遠のいてしまっていたが、ここのイベントスペースは年間を通じて地元中・高校生の吹奏楽部の発表の場にもなっており、地域にも親しまれていた。
俺にとっても思い出の多い場所だ。
今後、行き場を失ったかに見える吹奏楽部の生徒たちの演奏場所は、いったいどうなるんだろう。
演奏活動を通じて地域の人たちとお店が繋がることができ、やがては卒業していく生徒たちも、自身の演奏の思い出とともに気軽に買い物に訪れることができるようなああいう「場所」は、形は違っても残していって欲しいと思う。

(後日記)
フードコートにストリートピアノが設置されたらしく、差し当たって年内は土曜・日曜のどちらか1日で試験運用されている模様。
音楽を「諦めていない」スタッフさんがいらっしゃるようで心強く、今後の展開が少し楽しみになってきた。

*1:バス¥170、東葉高速鉄道¥210