嘘。

コロナ自粛のはるか以前からそうしている早朝（時差）出勤で、会社に行く途中、定期券を買いなおす。
この間、在宅勤務などがあって出社日が減っていたので、専ら回数券で賄ってきた。
通常勤務体制に戻ったので、改めて定期券を買う。
「社畜」に戻った感が強いな。しかも自販機の多すぎる入力項目に、手古摺る…。
それにつけても時短措置が解除されて、始業時間から他のスタッフが出勤してくるまで事務所にひとりの１時間は、とっても貴重。
俺の場合、一日の仕事の段取りをこの時間内にだいたいつけてしまう。
後はひたすら手を動かしていれば、一日の予定仕事量が終わる。極めて順調だ。

しかし、何かと予定通りに行かないのがウチの職場。
詳しくは書けないが、こちらが要請していない「はず」のものが社外から入ってきてしまっている。
…またか。
作業終了しているからこそ、社外から入ってくるわけなのだが、その作業終了の報告がこちらに降りてきていないので、こちらとしては帳尻があわないし、いったい何のことやら追跡もできない事態。
始めウチの上司が気づき、至急報告を持ってくるようチーフに直接のお達し。
…また嘘つきやがったよコイツ（チーフ）。
先日一旦、俺の下に降りてきた作業報告（のチーフ控え）と、本来これから俺に降りてくるはずだった作業報告を、ヤツの手元で混ぜてやがったくせに、
「全て阿仁さんから渡されたものの控え」
と言い張りやがる。
つまり、新たに報告すべき事象はチーフの手元では止めていない、という。
お陰でこちらは手元の報告全てとイチから照合しなおす、という手戻り大イベントに発展してしまった。
当然ながらひとつ嘘を吐くと、帳尻を合わせるために嘘を重ねる羽目になる。
俺にいわせれば、自分の責任や評価が問われるような、「ここ一番」の場面で使ってこその嘘の効能なわけで、こんなちっさい出来事で、すぐにバレるような嘘ちまちまつくとか、全くわからん。
「あいつは信頼できない」
って、周囲の評価を下げまくるだけじゃん。
これまで何度言っても、こういう性根が変わらないのはわかっているし、お互いに時間の無駄だから、もう俺からは一切何も言わない。
自分の仕事さえ終えてしまえば、周りの誰かがそれを察してなんとかしてくれるものと思っているようで、小学生と仕事させられてるみたい、いい加減うんざりだ。

月に1度の顧問税理士との打ち合わせが終わり、17時前には税理士さんと上司は「親交を深めるため」にいつもの飲み屋へ。
俺もお誘いいただいたが、まだ退勤時間になっていなかったのと、今日は帰宅すると、この時点ではまだ開封すらしていないＪＢＬのヘッドフォンが俺を待っているので、謹んで辞退させていただいた。