なってるな、という自覚だけはあって、筋肉の使い方は忘れていないのだが、瞬間に吸う場合なんかに、横隔膜が脱力とともにスッと下がってくれない。脱力することでもどる横隔膜の位置が、筋力が落ちると浅くなってしまうので、入る息の量も減ってしまう。そうなると歌唱中に苦しくなって、いつの間にか胸や肩に力がはいる癖がついてしまう。どうしても混声だと、声量に多く気を使わざるを得ないからなぁ、少なくともアンサンブルでは。３０小節の４拍目、F#が何度歌っても、ファンブル・・・。
あ〜、めり込んできた。例年だと、12月あたりまで続きますよ、これは。しかも数少ない身近な人に当たるハメになるから、タチが悪いよな、俺の場合・・・今年もご迷惑をおかけします。
会議室の管理スタッフからは、今夜飲みに誘われていると聞いていた。そういう飲み会か、くらいにしか思っていなかったが、誰かが俺には伝え損なっていただけらしい。今夜はどっちにしても遅番だし、それから合流するとなると、一週間くらいかけて体調を準備しておかなければ、そもそも無理な話だ。定時の巡回を済ますと、いつもなら帰宅してしまうのだが、今夜はそんなわけで珍しく、ウチのスタッフも誰も残っていなかったので、事務所の電話も携帯も切って、たまっていた入力仕事を済ませてしまうことにする。いや〜、雑音が入らないと、捗るハカドル、でつい終電まで。
で、ハナシはとーとつに、先述のバンド・メンバーとの飲み会に戻るわけだが、それにしてもあの店のマッコリは、料理を邪魔しない実にあっさりしていて、何度飲んでも飽きがこない。そんなほろ酔い加減のまま、好きな音楽を聞きながら帰途の電車内でウトウト。これだけでも十分幸せなのだが。ここんとこ続いている飲みに、とっくに年間アルコール消費量を越えてしまっている。前年比250％とかという数字になるはずだ。それだけ酒を飲んでも、翌日以降の体調には響かなくなった。ホントの幸せは、意外とこんな、身近にあったりもする。
帰宅すると、北朝鮮がミサイル発射の準備段階にあるというニュース。明日死んじゃうとわかっていたら、会社には行かないよな、と呟いてみる。
