「五曲ライブ」というもの

花村さんたちの演奏は、最初の一声からやはりいい意味で期待を裏切ってくれた。
先日の、東京での合同練習からまた一段といろんな試行錯誤をされてきているようで、この短期間にバンドとして急速に変貌していた。
このイベントの趣旨として、開演前には簡単なアンケート用紙と筆記具が配られている。演奏中にカリカリ書き始めるのは、演奏する側としても緊張するだろうなと遠慮していたが、常連?の方たちの中には、ものすごい勢いで書いている人もいる。後でメンバーに聞いた話では、内容も社交辞令などはあまりないらしく、ただ花村に期待をしてくれているから、辛らつなこともあえてかかれるのだと励みにしている、とのこと。
グルーヴを出そうとバンド全員が一体になっている姿勢が、それこそ単なる演奏技術上の上手い下手を超えて*1、かけがえのないこのメンバーで歌い続けている、ということの楽しさが伝わってきた・・・自分はこういう演奏が好きなんだよな、と再確認した。
俺自身が歌っているからこそ、感じられるコトなのかもしれない。
すっかり安定感の増した花村さんたちをバックに、2月に東京で初めてご一緒したときに歌った、“Down Town”のリードを、お客さんたちの前で歌わせていただいた。

*1:もちろん花村は、とっくにそんなことを論じるレベルではないけど