16:30

放送開始、カーテンが上がる。
普段ラジオで放送を聞いている限り、時々ミキサー担当に大声で返事をさせている雰囲気から、横長に広くとった左右のどちらかにミキサー卓があるのだろうと思っていたら、意外にも狭く、中心よりやや左手に卓、向かいあって同じ机に、DJ二人が座っている、という図だった。
生で見るフミカさんは、やはりとっても小柄な、キレイな女性でした。
その小柄な感じといい、素振りといい、身近な誰かにとっても似ているな、と思ったのだが、ついに思い出せず。
年末・年始の放送では、休みということもあり観覧者の年齢層が高かったらしいが、休みが明けて一気に若返ったと先日の放送でピス兄がいっていた。今日は放送中ピス兄にいわれて、改めて見回せば、何故だか俺を含めて男性一色。俺の目の前には高校生くらいの女性が二人いたもんで、気付かなかった。ピス兄も放送中、彼女らに「途中で帰るなよ」と念をおしていたが、2人が帰ると女性、いなくなるんじゃないか・・・。
DJ二人以外のスタッフは4人。総勢6人で、この偉大な番組(生放送で3時間半!)全部を仕切っているのだ。
早く来られたせいで、前から2列目という好位置をキープできたが、さすがにガラスのむこう、DJふたりとの距離が近く、目が合うたびになんだか照れくさい。そういえばガラス寄りのフミカさんの直前は、さすがにすこし距離が開いていたりする。
外音は放送と同じなので、CM中や音楽が流れている数分間は、スタジオ内の会話が全く聞こえないわけだが、前の話題をひっぱっているのかスタッフの笑顔が絶えなかったり、ネタを捜しているのかネットサーフィンや電子辞書を片手に何かをメモっていたり、片時も休みなし。スタッフ間はこうしたなごやかムードながら、時折とっても真剣な目つきになる瞬間があったりして、カッコイイ。
いまさらながら、こういうの生でみせられちゃったら、真似事でもやりたくなっちゃう気持ちわかるよ。学生時代に放送委員会が文化祭なんかでやっていた”サテライト・スタジオ”、いつも客ゼロだったけどさ。中学生くらいの男の子が、最前列で食い入るように見てるんで、思い出した。
DJのふたりは放送中、音にならないことでも、ガラスの前の我々にジェスチャーを送ってくれたりと、なんとも大変な仕事だなぁと思う。
こうしてもう何年も、月〜金で放送を続けてきただけあって、次は誰がアクションを起こす、とか誰が話し出す、とか、話のやりとりだけでなく、もうすっかりお互いの立ち位置まで知り尽くしているという安定感・・・もっと秒単位で、ピリピリしている現場を想像してました。