今回うっかり、収録されちゃった音の数々

「ベキ」:録音のために止めたはずのストーブが、急に冷えたために金属のボディが鳴った音。
「コキン」:某メンバーの、関節の音(!)
「かぁ〜」:ある曲を歌い終わって、集中力が切れたか切れないかの絶妙なタイミングでの、カラスの鳴き声。
・・・もちろん本テイクからは削除されているはずなので、CD化なった暁にも決して探したりしないように。
個人的にはすっかりあやふやになっている曲の歌詞をごまかそうと試みた箇所で(他のメンバーも気付かなかったようだったが)、小節が進むごとに自分の良心がいたたまれなくなって「ごめんっ!」という自己申告が一回。
こういうときに限って、他のメンバーはいい感じで歌っていたらしく、非難轟々だったりして(^^;
っつ〜か他のメンバー誰か止めろよ、止めなくていいのか、大丈夫なのか、ホントーに・・・?(しつこいっ!)
ついついマイクに向かって歌ってしまっているうちは、どうしてもカラダが普段のようには動いていないもので。当然、声のトーンもかなり違っちゃっている。
こういう場合、リズムものの演奏結果が如実に違ってしまう。やはりカラダが緊張から緩んでいないためだろう。ステージ上のように自由に動けるようになってくるにつれて、ようやく骨盤から動けるようになり、演奏からも、一緒に歌っていてグルーブが感じとれるようになる。ライブのようにビジュアルでごまかさず、音だけになるとどれだけ伝わるものなんだろうか・・・。この頃には逆に、声が疲れて出なくなってくるんですが。
そうそう。リズムは腰で、とるものなんですよね。
普段ついベース頼みになってるんだけど、コーラスがこうしてグルーブを、傍でわかるように演奏に出せるようになった途端、「4拍目が粘りやすくなり、とっても歌いやすくなった」と、ゆたかさん。
これには久しぶりに、目からウロコだった。


都会のド真ん中とは思えないほど、窓の外に降り続けている雪に関する(混乱)情報に無頓着なまま録音だけをサクサクと進めているので、
「(帰れなかったら)このまま合宿しちゃおうか」
・・・最早乾いた笑い・・・。


で、フツー気になるのがやっぱり、仕上がりなんでしょうけど。
趣味でひとり多重録音とかやるようになってからというもの、あまり細かいことにこだわらなくなりまして(A型のくせに)。
その辺の話は機会があればまた、別稿を起こしますが。
アカペラって元々が、演奏上の細かいことよりは、ライブ感の方が大事なような気がしているので。それに、細かいことを気にしだすと絶対、萎縮するんだよな演奏が(これは俺)。
実は自分で進捗管理なんかしだすと、厳格な締め切りを設けない限り、いつまでたっても気に入るテイクにならないまま、だらだら録音になっちまった経験が、過去に何度も・・・(実際に今も、昨年夏ごろからやっている自分の録音が終らないまま、相当先のことだと高を括っていたペンギンの録音が始まっちゃってるわけで)。
ま、できちゃったものはしょうがないよ(何が?)、の精神で。
近場のラーメン屋で、軽くウチアガリました午後8時すぎ。
普段何かと、スノッブなものしか食べていないので、こういうときに旨いメシ屋にメンバーを案内できず、困ったもんだ。


翌日はなぜか、尻が筋肉痛。