STAR PINE’S CAFE

それにしても、恥ずかしながらSTAR PINE’S CAFE、ご当地吉祥寺に住んでいるというのに初めてでした。以前友人に誘われたことはあったのだが、例によって体調を崩したとかで行けなくなり、そのまま疎遠。ヒトによっては「多作」以上にアカペラの聖地として、ご存知“マッドラ”の定宿でもあるのだが。
想像以上にでっかい、本格的なライブハウスで、毎週末にはDJもあるようで、その際にはヒラのフロアが多分、椅子・テーブルを取っ払ってダンスフロアになるのだろう。
入ってすぐの、上階席正面左側。柱のすぐ横に陣取る。
結論からいうと、実に久しぶりに、終始満面の笑顔。都合6つものバンドが出演したのにも関わらず、ハズレなし。
エビス・ビールを2本開け、カツサンドをお伴ににっこにこでした。
注文をしたバーカウンターで、「グラスは使われますか?」と聞かれたが断る。この席の、正面向いてカウンター状に取り付けられているテーブルは小さく、万が一にも落としたり倒したりしたら、そのまま階下へ・・・という惨事になりかねないのだった。ビールに700円もとって缶のままって、どうよ、とも思ったが(女性では、こういうの気にするヒト、いるのでは?)、小心者の身としては中身の減りが見えないのはいいか。店員がマメに回って、空き容器はすぐ回収しているようだし。
でもこれだけの広さの会場を、幕間でマメに、カツゼツよく(日本語を歌っている人間としては、こういうところが気になる)「ご注文ありましたら、お声がけくださ〜い」と声をかけて回っている店員には、好印象をもった。
この席は、気に入ったな。
(俺のような)ひとり客が音楽を楽しめる環境っていうのが、俺にとっては大事なのだ。だいたいがライブハウスへ足を運ぶときは、十中八九思いつきなので(故にだいたい、連れ無し)。「会場がここだったら、また来よう」、と思える店の印象が得られるかどうか。これが逆に、夢多き未来ある若いヤツなんかだと、カノジョができたらふたりでどこに座ろうか、なんて無意識に見ているのだろうかね。このように、価値観はヒトそれぞれ、ではある。かように我がままな客全員の要求を満たす席の構成、というのは限られたスペースでは難しいだろうけど。
ただ、これだけの規模の会場で、どこに座っても(スピーカーのまん前でない限り)いい音が行き渡るような工夫は、されているように感じられた。
これ以上書くと、だんちゃんのブログのようになってしまうので、やめとくか。