正直もの・・・。

週末の「大」イベント、終わったと思ったらほっとする間も余韻にひたる間もなく・・・。
大量の持ち出し什器や文房具を、まずはあったところへ戻さないと通常業務に支障が出かねない。
加えて、報告書だなんだかんだと、どうやら月内は、全く暇にならないのだった。
今夜は久しぶりの、ペンギン練。
朝晩や曜日感覚が麻痺してる。カラダは猛烈に疲れているはずなのに、休憩を要求しなくなったという「一線を越えてしまった」状況・・・音楽と関係のない生活になってしまって、いったい何日経ったんだろ。
「後始末」のひとつとして、会議が終わってからあわてて雨の中、代々木に向かう。会場内で届けられた落し物・忘れ物を一括して、所轄の交番へ届けることになったためだ。財布と携帯電話、落とし主はさぞかしお困りのことだろう。一刻も早く、と思っていても、例によって流動的な職場シフトでは、自席を離れるのすらままならなかった・・・結局、事務所を出られたのは、定時(それでもまだいいほうか)。
最初に対応してくれたのは、若いおまわりさんだったが、どうやら書類の書き方がよくわからない様子。そのうち近所で空き巣未遂があったとかの通報で、熟年の方に交代。俺はまた最初から、事情を説明する羽目になった。
それでも拾得物の扱いくらいは過去に経験があっただろうと思うのに、タウンページほどの厚さのマニュアル片手に、調書に記入・・・俺自身が書いたほうが、どうみても早い。おまけに最初は「一括で構わない」といわれたが、拾得物ひとつにつき一枚の調書が必要、とかで、同じ住所・氏名をいちいち目の前で転記しはじめた。
頼むから必要な聞き取りだけ、先にやってくれ。
あからさまに時計をちら見してたら、謝礼を受け取る権利について、全て「放棄」にしたところで、「これから長くかかりますから」でようやく無罪放免。
正直者は、割に合わない。法治国家のタテワリ行政(知ってる単語を並べてみました)。
財布は結局、あけてみたら住基ネットのカードが出てくる(従って落とし主の住所・電話全て記載)し、自分で連絡すれば済んだことだった(まさかそれを見越しての、官憲の嫌がらせ、でもないだろうが)。携帯電話は昨今、シルバーシートでも電源を切っているヤツを見かけないので、その存在自体が、ある種のハンディを負った人たちにとっては「危険」。今度拾うことがあったら、問答無用で水没させてやることにしよう・・・俺に拾われた時点で、それが運命だと思ってくれ。
一件届け出るたびに、こんなに時間がかかるんじゃぁ、やってらんない。
・・・練習、遅刻です。