23日(青山子どもの城)

今年も、青山子どもの城に呼んでいただいた。10時半ロビー集合。
途中荻窪駅に寄って、駅のコインロッカーに買ったばかりのスネアを放り込んでから渋谷へ出るつもりで、時間に余裕を持って家を出たので、ひとり10時前に着いてしまった。予想が外れて、まほちゃんが2着、ゆたかさんが3着での会場入り(明日は有馬記念だったな)。
予想がはずれた、といえば、昼に職員食堂で注文した、ドライカレー。
どこから見てもフツーのカレーライス・・・きっとどこかに巧妙に隠してあるんだな、「ドライ」・・・?
(それとも青山では、これをドライカレーという、とか?)いや、おいしかったんだけどね、これはこれで。

子どもの城スタッフの方々が、ステージ周りのセッティングをしている間、声出し。スタッフにも入ってもらって、MCの入れどころや話題の選定など、全体進行のチェック。年に一回とはいえ、お互いにもう気心が知れているので、こういう打ち合わせは早い。出番待ちの舞台袖で、だんちゃんと出演回数を数えてみた。結成6年目で、出演は5回目(俺は確か3回目)。さすけと成田に出演していた年だけ、スケジュールの都合で青山に出ていなかった・・・ここで俺たちのアカペラを聴いてくれた子ども達は、今どこでどういう音楽経験をしているのだろうか。このまま歌い続けていたら、そのうちどこかで「あの時、青山子どもの城で(ペンギンを)聴いてました」などというびっくりする出会いもあるかも知れない。何しろ平成元年生まれがもう19歳になろうかという、年の暮れだ。
パーテーション裏から照明の中に出て行くと、いっせいに見上げる子どもたちの澄んだ目、目、目。
今年も途中で騒ぎ出す子どももいなくて、こちらも子ども相手の距離感が、なんとなくつかめるようになった気がする。とはいえ、一緒に歌ってくれている子どもにいっそマイクを向けてみたり、もっと手拍子をちゃんと誘導してあげてもよかったのではないか、とやはり見た目はどうあれ、気持ちは今年も「ひきつった笑顔」になっていたらしい、俺。今年はパート順に並んだ立ち位置、センターだったので、各曲の中で判りやすく動くように心がけてはみたが、他のメンバーも咄嗟に対応してくれたりして、決まり事の演出でなく、自然な感じが出せていたような気もする。
こういう風に子どもから逐一返ってくる素直な反応は、それだけにストレートだけれど、大人相手のこれからのステージにも必ず応用がきく経験として、メンバーで共有されていくはずだ。
終演後、スタッフの方々から「ペンギンのメンバー同士の、日ごろから仲良しな雰囲気が少しでも子どもたちに伝わるようなステージにしたかった」といっていただけたのが、とっても嬉しかった。今年もこういう、影に日なたに暖かく見守ってくださったたくさんの方々に支えられて、歌い続けてこられたんだという思い、感慨深い。
1回目のステージを終えて、さすがにプログラム中で、中だるみするような部分が見受けられたので、ここで会場の子ども達に鈴を配って、演奏に参加してもらってはどうだろう、という提案をいただいての2回目。
2回とも聞きに来てくれた「お友だち」もいて、思いのほか好評だったのかな。
この間、ステージ裏には「女王さま」が君臨したりしてましたが(^^;

他にもスタッフの方々からは、今の子どもたちが歌っている曲や、一緒に歌えるコーナーなんかがあるともっといいかも、と具体的なご提案もいただいた。
どうやって音楽を、子ども達と一緒に楽しむかが今後の課題。

名残を惜しみつつ渋谷駅へ移動。年末の駅、券売機前は長蛇の列、うんざり。「こんなときチャージが切れてたら悲劇だよな」と誰いうともなく・・・Suica持ってません、俺(TT)
買っておくべきだったな、切符。