死ぬかと思った。

金曜日。喉の奥が腫れて、痛い。
土曜日。諦めて医者へ行く。「4日分の薬を出すが、多分2日くらいで治ってしまうだろう」といわれる。軽い気持ちでマスクをして寝てみる。
日曜日。鼻風邪になってしまった。酒、一滴も飲めず。
月曜日。いつものように朝、出勤するが、どんどん熱が上がっていく感じ。たまらず禁じ手「早退」を使う。家に帰ってひたすら布団蒸し。却って体力を消耗してないか、俺。
火曜日。医者へ行った、薬ももらった、無理はしてない、大人しく寝てもみた・・・全てやったのに好転せず。昨夜から喘息様の症状になってしまい、眠れず。昼間は同じように咳が出ていても、嘘のように眠れるのだが。午前2時に、就寝を諦めた・・・フリをして自分を騙し、午前4時過ぎには眠れていたらしい。当然いつもの時間に起きられず、欠勤を決意。今夜のペンギン練習もキャンセルの連絡を入れる。メンバー間では、俺がハシカに罹ったのでは、との憶測が流れたらしい。
水曜日。予定では総会前の監査が明日だというのに、決算額が合わなかったらしい。この時点ではそんなことは知るよしもなく、午前4時に就寝を諦める。結局今日も欠勤、昼間に爆睡。

んで今日。
咳が始まると止まらないが、痰が出てくるようになった。痰が切れるとかなりラクなので、咳をしている俺は周囲からは見苦しいだろうが、本人は気分がいいのだ。がんばれ俺の、マクロファージ。
職場ではすっかり「浦島太郎」。例によって始業時間になっても誰も来ない事務所でひとり黙々と、机上に残された2日間のメモ案件をひとつずつ片付ける。
なんとなく事務所のあちらこちらに、昨夜の格闘の痕跡や明らかに終電間近にバタバタ帰宅した形跡が残っていて、嫌〜な予感に襲われる(この後、他のスタッフが出勤してきて、ようやく監査延期の件を知ることになる)。
俺自身もまだ、なんとか起きてはいるが、今が朝か夜かはっきりしないアタマのまま。
今夜も残業なので家に電話をすると、たまたま父が出て、(昨夜テレビでやってたもんだから)
「過労死するなよ」
というから、
今更思い残すことはない、と言おうとして、「残すものもありませんが」といってしまう。
好きな異性から 気付いて 恋愛の対象として見てもらえないくらいなら、別に長生きしようとあがく必要もなかろう、という程度の毎日(しっかし他力本願だね)。
別に今に始まったことではありませんが・・・。