ウクレレ・ナイト(国分寺・Giee)

ここんとこの暑さアタリぎみなとこへ、うっかりビール投入しちゃったので、打楽器的には「打てば響く」ほどには体調がよくなかったのだが。
ウクレレのイベントなので、まぁあまり「伴奏」打楽器の手元をじーっと見てるような客はいなかろう・・・(結果、そんなことはない、のは演奏後に判明)。
お店にはフル・ドラムがあるので、すっかり身軽ないでたち。
身軽といえば、真司さんの今日の「得物」はアッシュボリー・ベースで、そもそも小さい楽器がツボなのかウクレレ愛好家の方たちの目を惹いていたようだ。
俺としては手間のかかるソロを一曲、やらずに済んだ、っくらいの話だったのだが、どういう手違いか、なんか極端に短くなっちゃった曲も、一曲あったりして・・・ああいうときの、終わった瞬間の空気の違いって、何なんだろうねぇ。メンバー全員が「あれっ?」って感じ、やっぱり客席にも、伝わっちゃいます?(^^;
生演奏って、怖いのなやっぱ。
お客さんの中に、前回「タムをあまり使わないんですね」と指摘をしてくれた人の顔が。そのときは「JAZZはスネアだけで十分なのだ」、と負け惜しみの言い訳を返したのだが、その割に今日はいつもに増してタムに手を伸ばしてみたりする・・・バカです私。
その甲斐あってか、遠路久しぶりに逢ったまいたけさんにも、「手数増えたねぇ」とお褒めのことばをいただいた。
そもそもまいたけさんがやっている「楽団座間壱丁目」という、ウクレレ+パーカッションのユニットとご縁があって以来、そのときのパーカッションの楽しそうな、千手観音のような(?)演奏に、相当強烈な刺激をいただいたものだ。当時からかなりマイペースな練習をしている俺だったが、自分が演奏するようになってから、生演奏のすごさを目の前で拝見した、初めての経験、だった気がする。
久しぶりに聴くまいたけさんの演奏は、ワンマンに戻ってのウクレレ・ソロ。
やっぱりすごいなー。バンドではなくスタンド・アローンでやっているのだ、ということと、ウクレレというちっさい楽器に込める情熱とが・・・何というか、演奏者としての凄みとして感じられて。
しかも実際の演奏は、(すごいことやってるのに)退屈しないような工夫が随所にあるから、つい頬が緩んでしまうこと請け合い。
俺なんかがいうのも僭越だけれど、一貫して変わらないスタイルながら、以前よりも数段、磨きがかかっていたような気がした。
そんなスゴい人から褒めてもらっちゃったので、うれしかったんです。
終演後は、他の出演バンドの方々とどこからともなくセッションが始まったりして、あっという間に時間が過ぎていく、いつもの国分寺の夜。
ボンゴも、楽しいなぁ(叩いてみた)。