国分寺Giee「昼からノミまSHOW」(ノミの心ぞう)

先日、まさにギリギリの状態から藁をもつかむ思いで編み出した「ジャズミサ方式」ではないが、同じ手順でソロを組み立ててみたものの、メンタル面が違ったせいか、やはり1曲目から、お定まりのソロ瓦解・・・そういう意味でも、現在の俺の実力相応の演奏なのだった。

前座で演奏していただくにはあまりに申し訳ない、飯塚&大西ユニット+ドラム・ベースの演奏は、今日初めて人前で合わせているというレベルではなく、俺は先ほど自身が叩いていたお店所有のドラムセットをKさんが叩くのを眺めて、「これが本当に、同じドラムの音か?」と思っていた。
実に軽やかで、手数の多さもさることながら音の粒だちもきれいな、音。
もっとも程なくして、そんな個人的な思いもどこへやら、いつの間にか圧倒的なバンド一体の演奏迫力に引き込まれて、ただの観客になってしまっていたが。
一方、我々ノミの心ぞうの演奏は、いろんなお客さんから異口同音に「家庭的」な温かい内容が好ましい、といっていただいた。
あまりに「家庭的」な雰囲気に、俺は最近、曲頭のカウントの出し間違いを頻発しており、今回もやってしまった。今後は気を引き締めてかからねば、反省。
Gieeは店にドラムがあるので、今回はメンバーの中でも俺が一番身軽(スネアだけ持参)となった。そのためアレンジで煮詰まったオリジナル曲の演奏に、久しぶりにトラベルコンガを持ち出してみた。曲調にはぴったりだったようだが、冬場の演奏環境としてひび割れていた右手人差し指から、演奏中に流血してしまった。まぁ本人には、いつものことなんだが。
「一応」最後の曲で、りかぽんがいつも以上にフェルマータを長〜くタメて、今日の演目終了。
アンコールの拍手も無事にいただき、1曲追加。
そのりかぽんは、「シンデレラ・エクスプレス」に乗って、早々に名古屋へ戻って行った。