本番に先立つスタジオでのリハは、やはり付け焼刃になっちゃった曲の暗譜が容易ではなく。メンバーそれぞれが、それこそありとあらゆる「トラップ」に堕ちる感じ。
ここは本番とはいえ、楽譜を広げるべきかどうか、悩ましい。
それからタクシーで4人揃って会場へ移動、のつもりが、本番でのS☆Jさんとのアンコール・セッションに備えて、真司さんが楽器屋立ち寄りのため途中下車。持参のブルースハープの、キーを間違えたので買いなおし、とか。



そういえば、S☆Jのギターの方が真司さんにそっくりで、見た目にザ・タッチみたいなことになっていた(笑)。
俺のそっくりさんは、バンド周りで見かけたことないよなぁ。
アトピーがひどかった時は、それこそそこここに同じような赤鬼顔の人たちを見かけたものだが、幸いにも今の俺は「自分の顔」だな、と思う。
いよいよこれから齢を重ねていったとき、男として自分の顔に責任が持てるような容姿にはなっていたいものである。

S☆Jさんへのご挨拶もそこそこに、ステージ・リハ開始。
まだお客さんが入っていない、メインスピーカーが4発も設置されている、大きなライブハウスは、俺たち史上かなり広い。
俺寄せはリハ〜そのまま本番となる、逆順リハ。
PAの音に耳がなじむまで、ハーモニーがいまいち鳴らずに、全員揃って頭を抱える。
いろいろとPAの方に確認やら注文やら出しつつの引き伸ばし(?)、ようやくなんとか、耳がステージ上のモニター音になじんできた。
それから、S☆Jさんにも加わっていただき、慌しく今日の合同演奏曲の合わせ練習。
ユカさんからは、「俺寄せさんたちってば、歌っているとき目を合わせてくれない」との鋭い指摘・・・あれ、俺だけじゃ、なかったの?・・・小心者なんです、俺たち。
それにしても、楽器をバックに歌うコーラスはやっぱり、楽しいね(本番じゃなければもっと・・・ヲイ)。