中目黒・バールデルソーレ(俺たち寄せ集め)

今回はクリスマスバージョンということもあり、俺寄としてはおとなしめのレパでお送りした。しかもなぜか今回は、演目を提案したのが俺だったからか、曲が終わってから妙な沈黙があって、耐え切れずに俺が話しを切り出しちゃったわけだが・・・案の定、ぐだぐだで。
後で録音聞くと、俺のハナシが途切れる(ネタが切れる)タイミングで、ちゃんとフォローしてもらっちゃっている。申し訳ない。
まぁMCはやはり、慣れているヒトたちに任せておくのがよいようだ(向上心はないのか、俺)。
さて、MCでのお題、今回は「自慢」。といって、真司さんが今頃になってスマホに転向したことを自慢したかっただけらしいが。既にかなりの依存症、とみた。まだスマホがなかった時代に別のバンドでメンバーが、携帯でのネット閲覧が練習中もやめられない、ということがあったけど・・・大丈夫?
しかし腑に落ちないのは、なぜふたつ用意してあった話題のうち、後者をチョイスしなかった、俺? 誓ってお題が、事前に知らされていたわけではなかったのだが。
やはり本番上のテンションは、正常な判断ができる状態ではない、ということか。
というわけで「海の男」編をお送りしちゃいました(つまるところ、仕事の話に終始しちゃったじゃんか)。気になる「後者」の話題は、また来年。
肝心の演奏内容では、マイクを変えたせいか、舟が二曲ほど上ずったピッチで入り、調整に手間取った、かに思えた。
光法が先ほど声出しの際に練習したばかりのThe Christmas Songのエンディング部分、きっちり音を決めてきて、びっくりした。ウチのベーシストは、時々こういう火事場の「馬鹿力」的なことをやってのける。
翻って俺は、本番前に舟に付き合ってもらって個人練習したソロ部分バックの半音進行、うまくいったといえるのだろうか(微妙・・・満足していない)。
この難曲、また来年のシーズンまでお預け。クリスマス曲って、年間通じて披露する機会が一時しかないんだよね・・・。
友達と忘年会がてら、あるいはカップル・ご夫婦で、あるいはバンドのメンバーと、赤ちゃんを抱いているお母さん、学生になった娘さんと、と、この小さい会場に、俺と様々な関係の人たちとがぎゅっと詰まっているようで、今夜の俺は、歌っていても聴いていても、いろんな思いが流れる。
始まる前が大動揺だったせいか、始まってしまえばいつも以上に気持ちは落ち着いていて、実はそういう光景を見ていても、ただ俺の周り、淡々と時間は流れていて、これだけの音楽仲間がそれぞれの人生を着実に歩んでいるんだな、という思いがあるだけだった。いつもだったら、「それに引き換え今の俺は」、という気分になるのだが・・・。
今は素直に、こうやって音楽を通じて知り合った仲間たちと一緒に過ごせる時間がとてもいとおしく貴重で、嬉しい。素直にそう思えた。
こういうの、本当のクリスマス、なのかも知れないね。