Hymn-Hymn

今夜の「トップバッター」は、女声バンド「Hymn−Hymn」(ヘムヘム)。
実力は折り紙付きな彼女たち、うちのメンバー内では光法が早い段階からイチ押しで、なんといっても現役の高校生(お酒を勧めてはいけません)。
俺たちが高校生だった頃なんて、すでに歌ってはいたものの、こんなに上手くはなかったよなぁ。少し前に偉そうなことを書いたりしているけど。
今は録音を引っ張りだすにもある種の勇気が必要なほど演奏そのものも下手糞で、というかそもそも何をどういう形でやりたかったのかすらわからない、暗中模索な「暗黒時代」。世間的に今のような「アカペラ」というスタイルも確立されていなければ、同じようなことをやっている人たちと出会えたのはようやく1990年代のアカペラ公園で、それまで情報交換はおろか、そも演奏に今ほど出会う機会すらなく、もちろんメールやネット環境も、携帯電話もなかった…。
そういうわけで俺のHymn-Hymnさんたちへの感想もやっぱり、「すごいなぁ」なのだった。光法は「いわゆるアカペラのスタイルで混声(や男声)でやることを女声版にするのではなく、ちゃんと女声でやることの意味をわかった演奏」とべた褒めだったが、既にあの若さで自分たちの演奏スタイルを確立しつつあるのだ。俺は様々な演奏スタイル、トラディション、Do-Wop、ゴスペル、などを軽々とこなす柔軟性に関心しきり。
これが「若さ」というものか。