Festival of A Cappella in NAGOYA 2015(俺たち寄せ集め)

今回デジカメはNikonの方を持ってきてしまったのだが、これでの動画はファイルの大きさ根拠による制限がかかっているらしく、連続撮影では29分までしか回せないらしい(取説読後、テスト済み)。FANでの演奏はひとバンド15分なので、入りハケ込みで2バンド連続で回すと途中で止まってしまう計算だ。
しかしこのバンド並びだ、今日の演奏順。俺たち前後、全く切れ目なし(第2部途中から)。

  • ひろし
  • Hymn-Hymn
  • 俺たち寄せ集め
  • ARO30
  • ねぶらかたぶら

…いずれも負けず劣らずアクが強いバンドばかり(ねぶらかたぶらさんはMCで、「Deepなバンド」というオトナな表現をされていたが)。
で、録画スタートしてからステージ脇に駆けつけるハメになった俺、大変ご迷惑をおかけしました。
やっぱり1曲目(Saint)では、モニター通しても音程が合っていないのがはっきりと…痛恨。今回も素晴らしいPA環境がすっかり裏目、というか2回し目までには修正が可能だったのも、この素晴らしいPA環境のお陰だったが。
終演後には光法から「いったい、何が起こってたんです?」といわれてしまった…しかし、あのタイミングでFUNEが歌い出すとは。全くもって不意をつかれた。
気持ちを切り替えて2曲目へ。真司さんが短く斬り込みMCで、今回も俺たちは「15分に5曲、ぎっしり詰め込み」の無謀体勢であることをご説明。決して不機嫌でも、無愛想なわけでもありません俺たち。

昨夜の前夜ライブでは、先日津田沼で衝動買いしたミリタリー風ジャケットをメインに懐かしの「軍曹」スタイルな衣装としたが、屋外のFANでは「その辺のオッサン」をコンセプトに、キャップに背広風ジャケットとした。競馬新聞と赤鉛筆はさすがに自粛(^^; 偶然なのだがキャップとTシャツが「ミヤジャズ」のロゴが入っているものだった。この格好のまま、演奏が終わったら遠路・東海道線で、なぜか栃木ではなく千葉へ帰ろうとする俺は、いったいどーいう目で見られるんだか…。
そういえば俺寄では、今まで一度もフォーマルな格好で演奏したという記憶がないな。
メンバーに女性がいないせいもあるが、一部暑がりなメンバーが年間通じてTシャツ、短パンで通していることもあり、なんとなくメンバーそれぞれがそれにあわせていると、こんな風なカジュアルになる、といった体だ。
俺自身は、見た目通りがかりのオッサンが(運良く)ピリッとした演奏を披露できたら、それも意外性があっていいんではなかろうか、とは思っている。
なにせ、メンバーひとりの年齢でHymn-Hymnさんメンバーのふたり分なのだ(笑)。
…このセリフ、俺たちが名古屋にいるこの2日間ですっかり定着してしまったようだが…。
演奏中の俺は、どんなに大声を出しても音が歪む心配のない、プロ・スタッフつきっ切りのとても恵まれた屋外PA環境で、青天井に自身の声が吸い込まれていく爽快感とともに、あの、高校の渡り廊下という狭い空間で始まり、当時は数少ない限られた人たちに歌っていた俺が今辿り着いているこの「世界」の広さを感じていた…昨晩の共演者が高校生だったためかねぇ。今回はいつもにも増して、強く感じられた。
1曲終わるごとに暖かい拍手と歓声をいただき、あっという間の、完全燃焼な15分でした。
また、(2日間にわたり)たくさんの差し入れまでいただいてしまい、本当に感謝が思うようなことばにならない。