の、感想

人間、いいたくないことをいおうとすると、話が長くなるもんだよな〜。村山談話の3倍だったそうで。
まぁ、お定まりの「玉虫色」という印象でしたよ。この、日本語のニュアンスを英訳するのは、さぞかし大変だろうなぁ。
「自らのことばとして反省とお詫びを一切述べていない。」(共産党・志位委員長のコメント)が、一番的確な指摘だったかな。

とりあえず事前に議論になっていた4つのキーワードは、(後から?)はめ込んでみました、という体で、公明党はメンツを保て、「談話の継続性」も維持できたように見えて、内閣支持率の低下を止められればラッキー、という感じ。
100年前の世界情勢にまで遡るんだったら、むしろ戦争が始まってしまった経緯について、経済危機以外の「総括」が必要だろうに。

子々孫々にまで謝罪させたくない、という個人的な「親心」は伝わったが、むしろ国家の公式声明としては、歴史を引き継いでいく努力は途絶えさせてはいけない、という決意をこそ、もっとはっきり述べて欲しかった。そうでなければそもそも、こういう談話をわざわざ出す意味がなかろう。

ともかくも、いろんな意見を集約しすぎちゃって、どうにでも受け取れることばの羅列は、安倍ちゃん本人というよりむしろ、多くの「お友だち」が戦争したくてたまらないんだな、というのが透けて見えちゃって、むしろちょっと恐ろしく感じられた。