接種予約まとめ。

ラジコのエリア認識機能がこのところ全くアテにならない。
そもそもOSAKA(?!)になっていたことはこれまでも頻繁にあったが、最近は受信中に急にエリア外に変わっちゃったりするので、ラジオ番組はすっかり「リアタイ」に戻った。
この現象、どうやら俺だけではないようだ。
ラジコ(のタイムフリー機能)に頼るのをスッパリと諦め、残念だがリアルタイムで聴ける番組だけに絞ることになった。
まぁ当たり前の生活に戻っただけだが。
俺にとっては逆に、ラジオを聴くことが「特別な時間」に戻った気がする。
そんなわけでお気に入りのラジオ番組は引き続き聴いているものの、ツイッター併用は俺にとっては大変疲れるマルチタスクであることもわかったので、すっかり手控えるようになった。
ツイッター上は、俺がそこにいようがいまいが誰ひとり気にかけることもなく、いつも通りにタイムラインが流れている。
いつもの日常があって、いつもの人たちがことばでじゃれ合っている仮想空間を、「外」から他人事に眺めてる。
…飽きたな、正直。
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感染フェーズが明らかに変わったようだ、と俺自身が感じたのは、皮肉なことに東京五輪の開会式前後あたりだったろう。
丁度感染者が急増してきたところだったが、その増加率がこれまでとは明らかに異なる。
一部の人間が「東京五輪とは無関係」と躍起になっているが、今日現在の新規感染者数は1~2週間前の実測値にあたるはずなので、確かに今のところ「五輪景気」とは無関係だ。ようやく4連休の影響が出始めた、というところか。
東京五輪のバカ騒ぎが感染者数に反映されるのは、むしろこれから。
現場でどんなに適切な対応がなされていたとしてもせいぜい横ばいで、減少要因には成り得ないだろう。
報道では繁華街を中心に人流が減っていないとされているが、人流が減らないのは局地的にせよこれまでにもあったことで、やはり最大の要因はより感染力の強いδ株への置き換わりだった。
マスク、手洗いは従来通りある程度まで有効に思われるが、感染力自体がどの程度上がったのかはこの時点での俺はまだ、知る由もない。

前回の感染ピーク時にもGW前あたりにPCR陽性者が出てひと騒動あったことから、遠からずウチの職場内でも再び何かしら起こる。
そう思ってほぼ1週間ぶりに出勤したところ、早速PCR検査で「陽性者第1号」が出ていた(本人はすでに出勤停止中)。
この日、ウチの部署の出勤者は俺1人のはずだったが、そんな申し送りも含めて上司は午前中だけわざわざ出勤を付き合ってくださっていた。

4月末と同じ従来株ならともかく、これだけで済むわけがない。
次の週にあたる水曜日(8月4日)に出勤したところ、これも俺の予想通り、どう考えても濃厚接触者だったミニラ(!)を含む数名が陽性・出勤停止になったことが判明した。どうりで職場全体が静かなわけだ。
これも4月末のときと同様、保健所はもうずっと手一杯らしく、濃厚接触者の有無を通知してもこないし、その調査に動いた形跡もない。
この日は出勤していた同僚から、
「阿仁さん、いい時に休暇取ったよなぁ」
と言われたが、この辺りまでは約半月前の俺にとっても、ある程度読めた展開だ。

自慢ついで(笑)に、東京を中心とする関東圏のこの間の新規感染者数の増加も、悲観的見通しではあったが俺には想定内だった。
少なくともここまでは、報道を中心とした関連情報を自分なりに正しく受け止められていた、ということらしい。
HSPな俺の感性も、こういう風に働いてくれるのなら悪くない。

話遡って16(金)には、経理担当者が銀行回りを済ませて、いつもよりも急いで戻ってきた。
外国からの報道関係者と思われる、東京五輪IDを首から下げた一団を見かけたのだそうだ。
我が社の近所と呼べる距離に、五輪の競技会場はないはずなのだがやはり、「無観客」になったとはいえ東京五輪の期間中、都内に入るのはできるだけ避けるのが賢明なようだ。
そもそもスポーツ観戦に一切興味がない俺とは無関係に勝手におっぱじめたんだから、俺とは無関係のままでやり遂げて欲しいもんだが。
その割には開会式も含めて一切観ていないのに、いちいち速報を入れ込んできたり、ニュース番組の時間を勝手に短縮しちゃったり…その報道も時間枠の半分以上を競技結果に割いているのは、戦時中の報道管制か何かですか?
一度始めてさえしまえば、全てが「誰か」の思惑通り。
もうこれは、国家的洗脳だ。
それともこれだけ感動の「材料」が用意、提供されてるのに、一緒に感動できない俺がやっぱり、非国民なんですかね?

ここまで想定外だったのは、俺自身のワクチン接種がこの時期まだ一回分も終えられてないことで。
やはり自治体任せでは、話が一歩も前に進まないか。
接種券の(64歳以下への)発送は14日、と市のHP上で案内があったが、何しろ対象者が多かっただろうから、俺の手元に届いたのは2日後の16日。この時点ではまだ、世代別の予約開始日すら公開されていなかった。
6月末頃に一度、市のHPにあった問い合わせフォームから担当部署に問い合わせていた*1のだが、7月に入って得られた回答もこれと同じ内容だった。

ツイッターのフォロワーさんを通じて知らされていた商工会議所の集団接種予約。その一般予約枠が解放されたのが28日。ダメ元で登録だけは済ませてみたが、この後、予約用のID・PWメールが届くまで、肝心の予約画面に進むことができない。
ワクチン未接種のまま不安を抱えているのはもちろん俺だけではなく、ツイッターを通じて知り合った20歳代のフォロワーさんは、自分のことよりも、俺と同じ年のご両親が未接種なことが毎日、気が気でないという。
…これはこれで、俺個人としては色々と複雑な思いに駆られるが(いや、俺に子どもがいたとしたらもう20歳代かよっ?!)。

数日後にHP上で公開された、市の(世代別)一般予約開始日は8月10日。
高齢者優先予約の際に懲りなかったようで。
どうせ数分で(高齢者のときは確か、初日15分だった)予定枠が埋まる。
おまけに何で65歳以上のときは他の世代への接種を止めてまで対応していたのに、今回は俺達世代の接種希望者が全て予約・接種を終えないうちに、順次他の世代へ拡大、なんだか。
それでなくとも、他の自治体と比べて圧倒的に接種が遅れている印象が強い。俺の周りの同世代はほぼ1回目の接種を終えている。

当初、重症化しやすいといわれていた高齢者から接種を進めたことは、医療体制を守るため、と頭では理解してる。
しかし、公的な対応がこうして後手後手になればなるほど、感情論からくる不信感が、どうしたって頭をもたげてくる。
これまでも、またここでも「自己責任」で放置されている俺らの世代。
もういっかー面倒くさい、とか思ってしまうんだよな正直。
どれだけ社会・経済に貢献しようと頑張ったところで、最初から居ないことにされちゃってる気分だ(でも税金だけはしっかりと取られてる)。

まだまだ未知なコロナウイルス相手に何の「武器」も与えてもらえず、いったいあと何日間、素手で闘えと?
去年の今頃と全く変わっていないじゃないか俺の状況。1年もの間、何してたん?
むしろ変異株に移行しつつあるのは、状況悪化じゃないのか。
と、気ばかりが焦る。苛立ちが憎しみへと、徐々に変質していくのがわかる。

「そして高齢者だけが生き残った」
今の為政者の迷走ぶりを見ていると、かなりの高確率で起こり得る話だ。
数十年後には急激な人口減少で、国ごと消滅してるかも知れない。

とにかく今は、
八方手を尽くしてでも、ワクチン接種の方法を。
実家の親からのことばに背中を押されるように、少し力を入れて調べてみたところ、一旦締め切ったように見えた基礎疾患者・高齢者介護施設従事者向けの優先接種枠で、その後継続的に受け付けられているのをみつけた。
どうやら一般接種が遅れているのは、市としてここに注力する方針に従っているからなのではないかと仮説。
で、運よく(?)俺には喘息という「基礎疾患」があるのだ。

ここからは後日談になるが。
8月2日の週明けを待って商工会議所から返信がないのを確認してから、市の優先接種枠にWeb上から予約申請を入れてみた。
接種券片手に必要事項をフォームに入力、こちらは即ID・PWメールが届くが、このサイトから予約できるようになるのは3営業日後、とのことなので、火曜日に申請した俺の場合は今週金曜日。
それですぐにでも空いている日と時間帯が見つかればいいが、今からだと最速でも9月かなぁ。免疫の獲得には2回目接種後2週間かかるそうだから…想像するだに、先はまだ長い。

事態が急展開したのは申請翌日に届いた市からの新たなメールで、その3営業日以降のはずだった予約が前倒しで即日可能になったという。
自治体担当者も事態の変化に相応の危機感を持って対応されているのだな、ということが充分に伝わってきた。
こちらも心構えだとか気持ちの準備だとか言っている場合ではなく、何はともあれ1回目は最速で市役所での集団接種を、2回目は少し間を開けるので*24月にPCR検査でお世話になった近所の内科に、無事予約を入れることができた。1回目の予約を済ませた時点で2回目の予約ができるよう、ここでも予約方法が柔軟運用に変更されていた。
この時点で表示されていた市役所の残り枠は1名、内科での残り枠は2名だった。

菅首相
「10~11月までの早い時期には、接種希望者全員に」
と、先日の「私はできると思っている」(7/30総理談話)と同レベルの、根拠を示さない気合論を展開している。
これまで自分の誕生日を目出度いなどと思ったことはないが、ここまで漕ぎつけたのに誕生日直前に感染、死亡してたら誰かドラマ化頼む(笑)。

明らかに感染フェーズが変わってしまった今。
東京五輪が終わっても、今の出勤体制を「新しい生活様式」として維持する必要がありそうだ。
少なくとも俺自身が2回のワクチン接種を終えるまでは。現時点では想像するだに、気が遠くなる話だが。
東京五輪の影響が新規感染者数に上積みされてくるのは早くても1週間後だろうし、そのすぐ先にはパラリンピックが開催される。

*1:担当部署が多忙を極めているのは想像に難くなかったので、電話での問い合わせは差し控えた結果

*2:今回のファイザー製剤だと1回目の接種から21日目以降