ワクチン接種、5回目。

9時半には起きて洗濯、ふとん干し、朝食からの、通院の準備。
2か月に1度の通院日で、同病院で12時からの枠に空きがあったので、5回目のワクチン接種もWeb予約済み。
接種前検温、35.9℃(相変わらず低目)。

11時に病院に行くと、予想に反して待合室に人影なし。
え、この辺りでは医療逼迫してないの? と早合点しそうになったが、患者も病院受付も自身の身の安全を考えて、受付を済ませると一旦外出待機にしているらしい。
今日、通院する前に何度も反芻しておいた受付への相談を切り出す。
体調に特に悪いところや変調はないので、(そちらの都合によっては)処方箋だけいたたくのでも。
この後、12時からはワクチン接種の予約もさせてもらっている。
の2点を告げて、年末に郵送されてきた会社の健康診断結果表もお渡ししておいた。
少し経ってから受付の方が、待合室で座っている俺に近寄ってきてこっそり、
「前の方たちが戻られていないので、先生の手が空いたら先に診てもらいましょう。ワクチン接種もそのときに」
と診察と接種前倒しのご提案。
ワクチン接種用に記載を済ませてある予診票をお渡しすると、その場でざっと目を通されて、
「完璧!」
とお褒めのことばをいただいた。医者に罹り慣れてるヤツだと思われたなこれは。

手元の受付番号は40番だったが、診察室に呼び込まれる少し前に戻ってきた爺さんが受付で「20番」と申告していたので、単純計算で一気に「20人抜き」だったことに…受付、グッジョブ!
この頃にはパラパラと、戻ってきた人、新たに受付を済ませて待つ人が待合室に5~6人いるという状況。

同居している(ご高齢の)お母様がインフルエンザワクチンの接種を受けたいのだが、と受付で相談している女性。
俺は発熱外来の扱いがなかった前の病院に見切りをつけて転院して、早2年ほど。実は飛び地のような市境で、以前の病院はそれに加えて所在地が船橋市だった。その後のワクチン(無償)接種など、面倒だっただろうなと思うが、どうやら今受付で相談されている方は、この俺の「逆バージョン」のようだ。

診察結果。
診察室で計った血圧が「やや高い」とのことで、生まれて初めて血圧手帳を渡されて、血圧計を買っておくようアドバイスを受けた。
元々が緊張しぃなので、ただの偶然だと思いますが血圧。
人前で歌うことがなくなってからは、「善玉ストレス」みたいな緊張を強いられる場面もめっきりなくなってしまったから、血圧も(ちょっとしたことでも平常心を保てずに)上がりやすくなっているのかも知れない。
その場(別室)で流れ作業的に5回目のワクチン接種を済ませると、11:25には終了の最短記録。念のための予後観察、15分間待機後、無事に帰宅。

近所のスーパーでこの連休中万が一のための備蓄用食材を仕入れてから中央公園へ。
12時を回っていたらこのままここで昼食でもいいかと思って公園の時計を見たら、丁度12時だった。
しかしただでさえ数少ないベンチはすでに満席。
BBQ場の低いブロック塀上をベンチ代わりに座ったら、向い側で同じくひとり昼食を摂っていた大柄の女性がいつの間にか消えていた。どうやら俺と同じく「ひとり昼食」を好む人だったらしい。
あまり感じはよくないが、というか却って邪魔してしまったようで申し訳ない。

過去4回の接種経験では2日後にもれなく発熱、なのでこの3連休中は元々安静に過ごすつもりでいた。
15時くらいから、酒も飲んでいないのに猛烈に眠くなる。これもワクチンの副反応なんだろうか。
夕食後、接種予定を伝えてあった父から昨夜メールをもらっていたので、実家に報告の電話を入れた。
また少し認知症が進んだらしい母からは、我が国では幸いにも長いこと大きな戦争による大量死もないので、ウイルスが人間を減らしにかかっているのでは、という大胆な「自然淘汰説」を披露された。
とっくに亡くなっている母の友人たちの話題の中で、孫についても語られたが、「気にしていない」と強調されればされるほど俺の罪悪感が募るという東洋独自の倫理観…。
人並みに社交性はあると勘違いされているようだが俺、「ぼっち気質」だし(親特有の「平常性バイアス」)。

就寝前、念のために検温したところ36.1℃。
布団に入ったら久し振りに、これから熱が上がってくる重怠い感じ…(だったが結果的に今回は2日経っても発熱はなかった。ファイザーだったからか、2価ワクチンだったせいなのか、それとも俺の身体が順応してしまったのか…)。

この週末は山手線が渋谷駅(線路移設)工事のために運休、減便。
JR東日本は混乱を避けるために事前アナウンスしてるのに、わざわざそういう「現場」に寄り集まろうとするクズ鉄さんたちの神経が、俺には全くわからない。
(単純に)危ないよ?
というかプライベートでももう数年乗ってないな、山手線。
まぁテツな俺としても好んで乗りたいと思う路線でもないし、もう何年も利用しないで済んでいる職場環境、住環境はむしろ、ありがたいとすら思えるが。

現場からはツイッターで悲痛な声が上がっていたのに、ようやく病床逼迫をマスコミさんたちが報じ始めたのは、今回もだいたい半月ほど経ってから。
そんなマスコミが、物事にあたって「政治決断が遅い」とか批判できないでしょ、って思うんだけど。
その政治家さんたちはかように遅れがちな報道しか情報源ないんだとすると、ある意味「負のスパイラル」だなーと思う。
その発言や行動が、「日ごろからどうせ週刊誌くらいしか読んでないでしょ」というような政治家さんも、まだまだ多いし。

熊谷千葉県知事、学校給食での「黙食」規制解除へ。
自分たちが経験してきたからって、同じことをできない子どもたちが「かわいそう」っていうのは頭カタすぎだよな。
子どもたちは我々オトナが考えているよりずっと柔軟に、ときに逞しく、楽しむ術を創出してるよ、どんな局面でも。
今更変えようのない大人たち自身の過去が、今の子たちよりいろんな意味で「劣るかも」っていうのは、そりゃー意地でも認めらんないでしょーね。
その、今の子どもたちよりも「豊かな経験」積んできたはずの人たちは、今の社会でどんだけ立派なオトナになれてます?(これは俺も含めて)