仕事始め。

朝の通勤電車は、いつも以上に空いていた。
まだ首都圏には戻ってきていない人が多いらしい。

職場に着くと、新年初日としてはたいへん順調な「朝のルーティン」をこなした。

実施時間の申し送りが二転三転した、年頭の社長訓示(今年は、やるんだ…)。
結局、11:40から、部署ごとに社長が回ってきて個別に実施された。
「お陰様で昨年は、大きなクレームもなく」
と誇らしげに語っていたが、例年通り上長が自分に不都合な報告を一切上げてないだけだろ。
ということで、俺の初仕事は、いつの間にかすっかり巻き込まれている年度後半プロジェクトでの「問い合わせ電話」事例を報告書にまとめ上げるところから、手を付けることにした(もちろん後、社長に提出するつもり)。
うさぎ年に因んで「一糸乱れず、英語では"Perfect Order"」を目指すんだそうで(よくわからん論理の飛躍)。

腰掛オババからは、吐き捨てるような新年のご挨拶をいただき、生まれて初めて言われたくない新年の挨拶というものを経験させてもらったところ。
この年になってまだ、「生まれて初めて」なんてことが経験できるの、草。
ウチの上司は別部署の朝礼に巻き込まれちゃったらしく、「今年の抱負」(上長がこういうのお好きらしい)について話さざるを得なくなり、
どうやって穏便に退職するか考えている
と答えたとか…。

今日、会社で「仕事モード」になって、ようやく開封することができた自身の健康診断の結果表。
特に昨年と大きく変わったところはなく。
どうやらまた、「期限」を切ってもらえなかったか俺の人生。
(ワクチン接種すれば3年以内に死ねるって言ってたヤツ、出てこいや!)

その夜、知らない電話番号から携帯に電話があって、親し気な女性の声で、
「これから行くから」
って、オマエ誰?
何で俺が暇してるってわかった?
たくさんの「?」を抱えたまま、目が覚めた(夢オチ)。
ここまで初夢すら見てなかったんだが。