健康診断の日。

午前中、上長と社員1名を伴って健康診断へ。
上長の申し出で、往きはなんとタクシーを使う。
帰りはバリウム検査を今年も拒否した上長が、ひとりさっさと会社へ戻り、俺は無口で無愛想な社員1名だけを連れて戻る。
2時間かかるかと思ったが、病院スタッフの優れた連携プレイに助けられて11時前には会社に戻れてしまった。
この健康診断で唯一の不満は更衣室のロッカーで、同じ会社の人間が同じタイミングで受付を済ませると当然連番の鍵を渡されるのだが、これだとロッカーが並びの配置になっているために、あけ放たれたロッカー扉が邪魔をして、隣のロッカーを使いたい人は前の人の着替えが終わるまで待つしかない…いっそランダムに配ってくれた方がありがたいぞロッカーの鍵。
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俺はこの健診の予定が入っていたために同席不可を申し出ていた御前会議だったが間に合ってしまい、俺の帰社がバレると12時少し前に会議室に呼び込まれた。
新型機材の設置場所検討の件、説明担当。
昨日上司から発案いただいた、現有機が設置されている旧社屋に置くのが実務上は一番手間がかからないんだが…あろうことか社長が難色。
社長の席は旧社屋にあり、要は今以上に静謐な環境を壊すような提案はまかりならん、と。
週1~2日しか出勤してない癖に。
俺はもう、知らん。
ウチの社長、職員のモチベーションを削ぐことに関しては本当に、天才的だと思う。

翌日の退勤間近、いつも通り出勤していない社長からウチの上司に、業務報告メールへの返信。
上司はとっくに、お帰りになりましたが。
その文末に、
「新型機材の設置場所は決まりましたか?」
…いや、このタイミングで「ちゃぶ台ひっくり返した」のアンタだから(俺が決めちゃって、いいのかよ?)。

コツ骨サマには、正式な「辞令」が交付された。
どうやって押し付けたのか、ウチの課から正式に「上長麾下」部隊への異動となった。
まぁ管掌業務の実態に即した結果だが(ウチの課の仕事は、これまでひとつもやってないし)。
「あいつは近々辞めるな」と上司。
…俺も、そう思う。
ご本人の動静は今日のところは特に変わったところがなく、席ごと移動する気配もなく、相変わらず忙しく出入りしていた。