期日前投票。

なるほど、それほど困っては…
与党にも野党にも、時宜に応じて変わっていくような「論戦」は、聞く耳を持たない俺は、夕方の飲み会に参加する前に、投開票日を待たず期日前投票所に寄っていくことにした。
選挙の争点は、各政党が(党利党略によって)提示するものでも、ましてやマスコミが提起するものでもなく、有権者個人が自分の生活状況に照らして決めるものだと俺は思う。
それにつけても俺の周囲の人たちは投票に行ったことがない、というヤツが多すぎる。
みんな、実はそんなに生活に困っていないらしい。
今のような社会状況で、
自分さえ一生懸命、仕事に誠実に働いていれば、
正しく評価してもらえて給料も上がっていくし、
いずれは生活も安定して、
老後もハッピー。
などと思い込んでいるなら、相当なバカか度の外れた楽天家だ。
20歳代の人たちの将来への関心事を調査したところ、「結婚」や「仕事」と並んで「年金」だった、などという報道も先日あったばかりだが。
今回は参院選ではあるが、それでも「明日から消費税を20%にします」だって、(強行採決という)システム上はいくらでも可能なんだぜ。幻滅している場合じゃない。

もしみなさんがこの事前予想の風向き(「○○党が優勢」「候補者Aが高い支持を集めている模様」というような情報)に賛成だったら、とるべき手段の選択肢は3つ。この3つのなかであれば、どれを選んでも構いません。結果は同じだからです。

(1)選挙に行ってその人の名前を書く
(2)白票を出す
(3)棄権する

ただし、事前予想が自分の考えと違ったら、とるべき手段はひとつだけ。

選挙に行き、違う人の名前を書く。これだけです。


「誰も政治を教えてくれなかった」人たちへ(出口治明)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

まさか学校の試験問題みたいに「正解」を教えてくれる人がいないので、なんて思ってるわけじゃないよな。
大丈夫、どうせ18歳になったあんたの1票くらいで、世の中そんなに容易には変わったりはしないから。そんなにプレッシャーに感じたりする必要もない。
投票券に印刷されていたいくつかの投票所のうち、個人的に便利な駅の北側に開設されるはずの投票所は、改めて見たらまだだった。
駅の反対側のスーパーへの用向きを作って、ついでに足を運ぶことにした。
今までの経験からは想定外に、ひっきりなしに人が出入りして賑わっていて、ちょっと、かなりビックリした。
あとは、ちゃんと忘れずに、開票してくれよな。
かつて某自治体で、期日前投票分を投票箱ごと庁舎内に放置、開票しないままみんなで忘れてて、大勢に影響がなかったとはいえ「法に則って」全部無効票にされた、という…。