[追記]ふなばしミュージックストリート、前夜。

今年3回目となる「ふなばしミュージックストリート」、去年からはFacebookの活用にも力を入れるようになり、情報発信頻度も上がって、イベント当日に向かって一緒に気持ちを盛り上げていくことができるとともに、スタッフが奔走されている具体的な仕事内容は他の地域で同様のイベントをされている方たちの参考になるし、何よりスタッフそれぞれが催事にかける熱い思いが伝わってくる。

…んだけど。
「開催まであと1ヶ月」もいいんだが、だったら会場全図と会場ごとのタイムテーブルを、一日でも早く掲出して欲しかったな。
俺はそうこうしているうちに別の予定が入ってしまい、ついに今年は出演者側として応募できなかったのみならず、当日足を運ぶことすらできなくなってしまい、大変残念な思いをしている。
限られたスタッフで「渉外」や出演者の個別調整、イベントそのもののPRからボランティア対応、その他で手一杯というのも(イベンター経験者のはしくれとしては痛いほど)わかるけど、地域外から駆けつけようとする俺のような人間にとっては、具体的な開催内容がいつまでも見えないままだと、時間とともに個人スケジュールにおける「優先順位」が、どうしても下がってしまう。お目当てのバンド名や、名前も知らないバンドでも興味ある演奏スタイルがあるんだったら、せっかくの生演奏の機会だしちょっと行ってみようか、と思うわけで。
昨年も、公式HPにこれらの情報が掲載されたのは、開催日の2週間前を切ってから、だったように思う。
去年は出演者側だった俺はすっかり業を煮やして、自身のブログに(あくまで非公式情報と断った上で)、簡単なWebページをこしらえてみた。
別に難しいことをやったわけではなく。
会場全図のスキャン画像を貼って、横に会場名称を一覧で表示して、
リンクを設定して会場ごとに入力したタイムテーブルのページに飛ばせるようにした
というだけ(つまり、ブログをやっている人なら誰でも掲出できる程度のこと)。
元にした情報は、出演者事前説明会で配布された資料だったが、この程度の基本情報さえあれば、つまり事前説明会が終わったタイミングで情報リークが可能だったはず。
確か事前説明会終了後の出演者側都合による出演順変更は受け付けない、と名言されていたと思うので、よほどの事情がない限りプログラムの変更もないはずだし。
実際、バンドでもなく個人のブログにしては、結構なアクセス数を記録してしまった。多くの人たちに関心をもっていただいているようで、イベント自体は年々順調に育っていることが感じ取れた。
イベントって、客観的な形だけにしてしまえば、やってることそれ自体はどこでもそれほど変わらないわけで。盛会になるかそうでないかの「分岐点」は、事前にどう盛り上げるか、開催趣旨をどれほど多くの人たちと共有できるか、にかかっていると思う。
そして、来場者を誘うのに必要な「情報」なんて、実はそんなに複雑でも多くもない。要は期待されている情報を、的確な時機に発信していくだけ。
自分がお客さんとして足を運ぶ側になったら、まず何が知りたい情報(やイベントの見せ方)なのかを、考えて欲しかったな。
出演者側としても、こうした情報がいつまでも掲出されないと、モチベーションが下がると思うんだけどな。知り合いに出演が叶ったことを事前PRしようとしても、リンク先の「催事公式」HPに該当の情報がないって…(バンドの演奏ジャンルくらいは、事前に書類提出させているんだから記載してあげようよ、今年も掲載されてないけど)。
というわけで今年も、会場全図とエントリーバンド一覧が掲出されたのは、開催1ヶ月を切ってからだった(掲出当初、会場ごとに出演バンド名の一覧だけで、タイムテーブル形式にはなっていなかったようだが…その後は未確認)。
「外部」への情報発信って大事だよな、と。自身への自戒も込めて。
ひとりでも多くの来場者を期待しながらスタッフの仕事ぶりの報告だけだと、どうにも「内向き」なイベントに見えてしまって仕方がない。少なくとも既にWeb上の情報発信については、あまりうまくいっていないという印象。
来年こそはちゃんと、開催準備作業の全体進捗の中に、HPでの情報発信のスケジュールも、組み込んでみてくださいね。それが催事そのものへの「信頼」に繋がり、来場者も出演者も、「ぜひまた、来年も」という気持ちに繋がっていくものです、多分…。