ミヤジャズイン2016(WINS阿佐ヶ谷 at 曲師町イベントステージ)

Hi, Neighbor
My Honey's Lovin' Arms
Moondance
七つの子
Orange Colored Sky
Their Hearts Were Full of Spring
It Don't Mean A Thing

前のバンドの方々が片付けを手早くしてくださったので、マイクチェックの時間が取れた。
今日は演目に入っていないところで、Surfer Girlを一節流す。
やはり音が出始めると、人が足を止めてくれる。そんな人の流れが途切れないうちに、との現場判断か、5分ほど早かったがそのまま演奏開始となった。

しかし、改めて思い返してみると今回は、我々WINS阿佐ヶ谷にとって、何かと初めてづくし。
何より阿佐ヶ谷を出た、のは前回の本厚木の件があるにはあるが、WINSとしての屋外イベント参加は初めてだ。この(バーバーショップ)スタイルでの演奏を、集音でなくハンドマイクでやるのも初めて…マイクを持つ手が塞がるだけで、なんかこう安堵感が。こっちの方が慣れているからねぇ。屋外PA環境、というか実は「返し」がある環境で歌うのも初めて。阿佐ヶ谷のハコでは、実はいつも返しは切っていたのだった。
結果、気負いすぎたのか、歌い慣れているはずのThere Hearts… の音程に一番、梃子摺ってしまったりして…原因の解明が待たれる(笑)。
すっかり苦手意識が付いてしまいそうな「Moondance」では、曲のテンポ出しがうまくいったと慢心した途端の俺が、また歌詞飛びを起こしてしまった。
しかし後日、録音を聞いたところ、歌詞飛びがわからないほどの残響、想像以上に「お風呂」だった。今回、遠路はるばる同行してくれたジャーマネ嬢(仮)からは、「とりわけMCで会話がカブると、何を話しているか全くわからん!」とのおことばをいだたいた。俺は例によって早口だったしなぁ。
しかし、何といっても本日の最大事故は「Orange Colored Sky」でやらかしたアレであろうと思われる。やってしまったもんは今更どうしようもないので、詳しくは触れない。
まだまだ演奏内容にはかようにムラッ気がある我々だが、前述の通りこの日のために「課題曲」の唱歌・童謡から用意した「七つの子」は、客席からの反応がグイグイ、手ごたえとして感じられた。こう幸せな瞬間があるから、歌うのをやめられないんだよね。
宇都宮の大先輩(といっても直接の面識はないのだが)コーラスバンド、「The Swings Four」についてもMCで触れてみたところ、これにも客席から確かな反応をいただいた。今年のミヤジャズ出演は我々の前日、土曜日だったのが残念。今後どこかで、直接お目にかかることができると嬉しいなぁと思う。

PAがある演奏環境とはいえ、それまでの楽器バンドに比べれば明らかに音量不足だったはずだったが、想像以上にたくさんのお客さんが足を止めてくれて、しかも多くの方が、1曲聞いて立ち去るのではなくちゃんと終りまで聞き届けてくださった。ミヤジャズの「歴史」が、こんな風に街に根付いてきているのかな、と勝手なことを思った。

なぜか俺は、今回の演奏中に口の中がひどく渇く。
通常30分くらいの演奏だったら、PETボトルすら持って上がらないのが常なんだが。
個人的には心ひそかに今回実行したかったことがいくつかあって、ちょっと欲張りすぎちゃったか。無用な緊張に繋がっちゃったのかも知れない。
最後の曲、It Don't Mean A Thingでは客席からの手拍子もいただいての大団円。ご存知のように速いテンポの曲なのだが、思ったほど手拍子がズレなかったのも、「宇都宮すごい」。

で、ふと動画モードで録画回しっぱなしにしておいたはずのデジカメの方に目線をやると…三脚の上で、何事もなかったかのように、レンズ、閉じてるし!!(実は3回目)
いよいよカメラの側の不具合、なんだろうか。