大掃除の仕上げに。

先日、長いこと台所の隅に置きっぱなしになっていた安全靴を、ゴミ集積場に出した。
他の廃棄靴と一緒にビニール袋に入れようとして、改めて眺めてしまう。
汚れて傷だらけ。そのひとつひとつが、いつ頃、どうやってついたものか思い出せるような気がした。

一緒に腹の底から笑っていないとこごえてしまう厳寒の冬、熱中症で救急車で帰宅しちゃった同僚もいた猛暑の夏。励ましあってきた仲間たちの顔。
あの頃は毎日当たり前だった光景が、そこに居た自分が、今は二度と戻らない。
いってしまえば今も変わらず先の見えない生活だったが、お陰でなんだか楽しかったな、毎日。