電動シェーバー壊れる⇒また復旧

さすがに充電バッテリーの持ちが短くはなってきたが、前回と同じく、うっかりシェーバーの外刃を削って穴が開いてしまった。恐らく刃が鈍くなって剃れなくなってきたので、つい肌に強めに当てる〜内刃と接して外刃が削れる、という故障スパイラル、だったのだろう。
さすがにこれはもう、本体ごと買い換えか、と覚悟をしていたのだが、数年前に同様の「故障」下で、ヨドバシカメラで外刃を買ったことを思い出して、一応足を運んでみた。
シェーバー本体の裏面には「07年製」の表記とともに、型番と、親切なことに替刃の品番まで記載されていた。
結果、型番が同じ外刃を発見! さすがヨドバシ。特にこのシェーバーにこだわりや愛着があったわけでもないが、まだ使えるものが使い続けられるというのは、嬉しい。
交換部品を10年も供給し続けてくれているこのメーカーにも、好感。
今回も、本体ごと買いなおしせずに済んだ。また10年、もつかな…。

せっかくなので、なんとなくカメラ売り場にも寄り道してみた。
そういえば高校生の頃は毎年のように、カメラ・ショーに足を運んでいたこともあったなぁ。
長いこと「父のお下がり」で愛用してきたPENTAX。自動車でいえばスバルのようなもんか。スペック自体はNikonCanonのように派手ではないものの、道具として使う工夫がされていて、一度使うと癖になる…。しかしなんだか、売り場が隅っこに追いやられてしまったなぁ。RICOHに買収されてしまい、別ブランドとして細々と生き残っているわけだが。SONYのロゴの入ったデジカメが幅を利かせている、というのも隔世の感だ。未だにこの名前は、電化製品売り場で見かけるもの、というイメージだもんで…。
フィルムカメラで一眼レフを使っていたとき、仕事でブツ撮り(商品撮影)の真似事をやらざるを得なかったことがあった。ライティングと撮影角度の関係で、どうしても高さがある三脚が必要になり、今の大型三脚を買った。2本も三脚を持っていても仕方ないので、丁度退職してネットショップを開店した会社の元先輩に、ブツ撮りのレクチャーを頼まれて伺った際、それまで使っていた中型三脚の方をそのまま譲り置きしてきた。
あれから時は流れて、今や俺もデジカメしか使わないようになってしまった。
「カメラが作風に与える影響は、思った以上に大きい」
とはどこかで読んだ話だが、最近になってこのことばの重さを強く感じるようになった。
デジカメが得意とする写真はスナップだと思っている。決してスナップ写真をバカにしているわけではなく、いわば道具の得手不得手、ジャンルの違いだ。
フィルム代を気にしながらこの1枚に集中する、という撮影スタイルは、デジカメはあまり得意ではない(と思う)。
撮ったその場で仕上がりを確認できる気軽さで、「数打ち」をしながらいい写真を厳選していくもんだと思う。
だから、フィルムカメラ時代には一眼レフを愛用してきた俺だが、デジカメにフォーマットが変わった今、わざわざ一眼レフを購入する気は、今のところ全くない。せっかくカメラが、気軽に旅行カバンやポケットに入れて持ち歩けるサイズになったのに、なんでわざわざ交換レンズだなんだと、撮影用の荷物を増やす必要が…?
そんなわけでデジカメに機動力を求めると、大型三脚の出番はまずなく、何よりこの三脚にちっこいデジカメを据えると見た目にも、ものすごいギャップ! 何かの冗談にしか見えず、ますます出番がないのだった。
自撮り棒代わりに小型三脚を持参することはあるのだが、ちょっと凝った撮影をしようとすると、やはり小型では心もとないこともある。そうなると質実剛健だった昔愛用の中型三脚が、妙に懐かしかったり…。
今の中型三脚はこうしてラインナップをカメラ店で眺める限り、材質が進歩して遥かに軽くなった、のはいいとして、チャンネル材がどうもなんだか、ちゃちに見えてしまう今出来のデザインが、どうも気に入らない。
そんなことを思っていたら実は先日、全く以前愛用と同型の中型三脚に、なんとフリーマーケットで遭遇してしまった。
正直いってかなり「食指」が動いたのだが、まぁ俺、落ち着け。雲台部分のグリース漏れが顕著のようだったので、購入断念。
そうか、フリーマーケットで探すという手があったか。ちょっと希望が持てたぞ。