山の日、秩父鉄道秩父駅エリア編


「地場産センター」は秩父鉄道秩父駅、その駅ビルの名前だ。以前はSLの動輪を模した建物だったと思うんだが、いつの間にか外壁は張り替えたみたい。
西武秩父駅秩父鉄道のお花畑駅(!)は徒歩連絡だが、実は秩父鉄道秩父駅(旧市街)は、秩父鉄道でさらにひと駅東側。しかしお花畑駅のホームから見える(短)距離で、俺の足なら充分散歩圏内。本数の少ない電車を待っている間にたどり着いてしまう。途中で聖地と思しき場所を数箇所、潰せるな。

秩父鉄道・お花畑駅前の踏み切り(実はここも「聖地」のひとつ)を経由して、秩父神社へ続く番場町商店街へ。
これまでも何度も歩いたことはあるが、残念ながらちゃんと写真を撮ったことがなかった。古くていい感じの建物も多いのは知っていて、いつかちゃんと写真に収めておきたいと思っていたので、いい機会だ。
早くも聖地巡礼がどうでも良くなってきちゃったんだが…いやいや、今日の俺の目的はそもそも、「聖地巡礼」ではないぞ(意地!)。






角側の曲面が印象的な小池煙草店と、今は大衆食堂になっている「カフェ・パリー」は、やはり登録有形文化財で、カフェ・パリーの方は説明板によると、「最上部コーニスの下に、エッグアンドダーツのモールディングが施され」とある…作中、重要なアイテムであるたまごがこんなとこにも(関係ないか)。
そういえば西武線の電車もどこかタマゴっぽかったし(笑)、


車内も、つり革の形と貫通扉のモチーフが明らかにタマゴ。
一旦タマゴを離れても、今回訪問を断念した大慈寺の先には、語歌堂というのもある。方角は異なるもののその名もずばり「音楽寺」というのもあって、音楽に携わるものとしては何だか好奇心を刺激されるぞ札所巡り。次回までにはもう少し勉強しておきたい。というか古来秩父での「聖地巡礼」は、本来こっちの方のはずで。

秩父神社の前まで歩を進めて、ちちぶベーカリーというお店に、なんだか心惹かれてしまう。
昼食はさっき電車内で済ませたばかりだが、なんだか気持ち抗えなくなり、既に空きが目立つ商品棚から、エビカツバーガーと胡桃パンを買った。観光客向けのお土産品でなく、こういう現地の人たちが常日頃から口にしているようなものを食べたくなるんだよね、俺は。
直後に安田屋さんで、メンチカツのような揚げ物を手に出てくる家族連れの観光客がいて、なるほどこっちもアリだな、と思った。


というわけでまず訪ねることになった地場産センターでの「展示会」は、実写版映画のメイキング、といった内容が中心で、ちょっと残念。7月から公開中の実写版の方には、実はあまり興味がわかなくて*1。写真はどちらも、入口の図。



地場産センターではズバリ「舞台探訪マップ」なるものをゲット、できてしまった。後で答え合わせに使おっと。
せっかくここまで来たので、西武秩父駅方向へ戻る途中で、秩父神社にお参り。
若いカメラガールが多く目に付く連休初日*2。みんな、いいカメラ使ってるねぇ。
一旦、番場町公会堂前へと道を逸れる。

ネット上では作中と同じカットの写真ばかりで要領を得なかったのだが、この特徴的な窓の建物が、元来なんだったのか気になって今回の寄り道。実際に目にしてみたものの、結局わからず。実は2棟連なった構造になっていて、その建物から醸される雰囲気から察するに、旅館というよりは病院だったような気がしたが。

*1:実写版⇒アニメ化、ならまだわかるが、わざわざ逆ベクトルにする意味がよくわからないワタシ。

*2:もれなく男連れ