山の日、羊山公園エリア編


羊山公園へと踵を返そうとした路地裏に、ちょっと面白いものを発見。
写真の通り、周囲が駐車場になってしまった小さな祠。脇の説明板に「お諏訪様」とある。
これによると、武甲山男神と、そも秩父神社が女神だというのも興味深いが、秩父夜祭は年に一度のおふたりの逢瀬がその起源で、俗説によるとこの身ぐるみ剥がされちゃったお姿のこちら「お諏訪様」が「本妻」。この逢瀬に「お気を悪くなさらないよう」に、秩父夜祭の前夜祭として「諏訪渡り神事」が行なわれているという説明。
そういえば昨今の政治家や芸能人も、そんな話題ばかりでなにやら喧しいですが…神代の昔から、人間のやるこたぁ全く、進化してないんだな。
いそだ理容院前の街灯のカット。

一部の情報では「閉店」となっていたりしたが、なんだちゃんと営業してんじゃん。
元々俺が抱いていたイメージとは街灯の向きが逆で、因みに街灯下の時計は、なぜか西武秩父駅側の面では正しい時間が表示されていた。
牧水の滝の脇の急な上り坂を経て、羊山公園へ。
滝自体わざわざ見に行くほど大規模なものでもなく、俺も以前から何度も脇を通っていた。所詮物語りの中の話とはいえ、コトの始まりの「現場」…などと思ったら、今回一番ぐっとくるものがあった場所。
但し夏場に行っても雑草が生い茂っており、映画の場面とは似ても似つかない状況。
汗だくになって羊山を登りきると、展望台では数人の男子大学生と思しき若者に髭のオッサンが写真について一席ぶっているところに出くわす。誰も彼もがオッサンのいう通り簡単に写真が取れるようだったら、逆に失業しちゃうんじゃないだろうかね…いやだねぇ、トシはとりたくないものだ。
学生たちは、「そろそろ時間が…」といって退散したようだが、姿の池脇に止めてあった車に戻っていったので、そんなに時間に縛られた行動をしているようにも思えず。

この一群が解散してしまうと静けさが戻り、止めてある数台の車中で休んでいる人たち以外には人影もない。
俺はさすがにそろそろ、最終目的地である武甲温泉が何時まで営業しているかが気になりだす。16時には駅前の立ち食いソバ屋がシャッターを下ろし始めるような土地柄だ(さっき見た)。