本厚木・レストラン匠「開店6周年記念パーティ」(WINS阿佐ヶ谷)

店に着くと、なんと駐車場スペースに拡張屋根席(!)ができていた。
すでに去年よりも多くのお客さんが見えていて、思い思いにお食事を楽しんでいらっしゃった。
それだけこのお店に親しみをもってくださる方が着実に増えているようで、何だか我が事のように嬉しい。
俺自身は東京の実家から千葉で一人暮らしを始めた数年前から、遠方をいいわけに年に1回、こうして顔を出せればいい方、という現状にすっかり甘んじてしまっていて申し訳ないのだが。
それにつけても、今年もメンバーに数ヶ月前、ここでの演奏を切り出したところ、大変乗り気な反応を返してもらっていた。いつも暖かく迎えてくださるお客さんの反応のよさとともに、やはりマスターの料理の腕が確かなのが(俺の思ている以上に)メンバーにも好評らしく、移動距離は苦になっていないようだ。

演奏場所は、去年は店内だったが、今回はこの仮設屋根の下、つまり普段のお店の入り口前、とした。
生声での演奏だと、すぐ脇の県道を大型車が通ると歌がかき消されちゃったりもするが、そういう環境音も含めた「ストリートコーナー・シンフォニー」の風情をそっくりお楽しみいただく、ということで。
という話にしたかったはずなんだが、なんだか解説だけで尻切れになってしまった、俺のMC。来週の結婚式で歌わせていただく曲の話も、「新郎は大学合唱部時代の後輩」が、「卒業するときには先輩」だったんですが、というオチを加えるのを忘れたまま…。
どうにもいっぱいいっぱいで。
後日、録音を聞かせてもらう限り、我ながらもう突っ込みどころ満載(自己嫌悪)。
さらに欲をいえばもっと、他のメンバーにも話してもらいつつ、話題を膨らませることができたのでは、などと。
各曲のテンポも、俺がテンポ出しした曲は想像していたよりかなり早く、どうも相変わらず、しゃべりとは両立できてないカンジ。
そうえば各曲の演奏内容も、実は俺の記憶内容とは異なっている部分まであって…ありゃ。
この理想的な秋の陽気というのに汗だく、なのは、お客さんの反応がまた、いちいち新鮮、というか直に伝わってくるこの距離感の近さこそがありがたい経験。大きなイベントのようなステージで、クールに自分たちの演奏を緻密に再現していくのとはまた全く違う次元でエネルギーが必要なのだった。
そんな格闘技にも似た演奏を約30分、2回にわたって披露させていただいた。

1回目(19:20〜)

  1. Have A Little Talk With Myself
  2. Route 66
  3. Happy Birthday
  4. 故郷
  5. Garota de Ipanema(イパネマの娘)
  6. Sing, Sing, Sing

2回目(20:20〜)

  1. Change The World
  2. Happy
  3. アイ
  4. 真夏の果実
  5. It Don't Mean A Thing
  6. また逢う日まで