演奏を終えて

席に戻ると、同テーブルの「高校時代の同級生」さんたちからは、
「この辺りでは聞くことができないレベル」
とこれ以上ない賛辞をいただいた。
それにつけても、俺の「正体」が互いの会話の中で徐々に明らかになるにつけて、しきりに「イメージが違う」といわれたのが気になるが。どうも俺の強面な外見からは、今の職業や音楽活動が全く想像できない、という意味らしい。そういえば大学時代に後輩から、「阿仁さんって、こんなに面白い人だとは思わなかった」といわれたことを思い出したが、この発言の主は俺の記憶だと、今は元Stuckのテルリンの嫁になっている女性であった*1

最終的に、新郎・新婦の幅広い人的ネットワークにも支えられて、肩のこらないいい式だったなぁ。
俺たちも、微力ながらもその一助を務めることができたのなら、幸いだ。
件の同級生さんの、「幸せを与えることができる人の周りには、これだけ人が集まる」ということばが印象に残った。

久しぶりに強く感情を揺さぶられる経験となったせいか、自分の中からいろんな感情が一気に湧き上がってくる感じで、文章に吐き出す速さが追いつかない。
書いても書いても、なんか的外れなこと、出来事を羅列しているだけのような気になり、「俺が本当に書きたかったことばは、これじゃないのでは?」という気分になる(こういうときは文章が病的なほど長くなっちゃったりする)。
そのもやもやした気持ちの正体が、楽しかった学生時代を強烈に思い出しての「離れ難い」気持ちだったことに気づいたのは、何日も経った後のことだった。

*1:そっか、なんとアレ以来なんだな結婚式