第5回ふなばしミュージックストリート

こうした音響だけでなく、今日の現場は「つかみどころのない会場」という印象。

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やっとココまで、たどり着いた!


見た目に客席の着座状況はパラパラだったが、とても熱心な顔つきで聴いて(楽しんで)くださったお年よりの姿が印象的だった。ここ数年お世話になっているミヤジャズもそうだったが、その熱心な顔つき、実はアカペラ初体験だったという場合があって、翌年も開催日をチェックしていて、我々の演奏にも駆けつけてくれることがある。
マチュアで音楽活動を続けてきて、これ以上の冥利はない。

だが実は、設けられた客席だけが俺たちの「ターゲット」ではなく、広大な吹き抜けスペース全体が「客席」と捉えたほうがよさそうだ。
エスカレーターで移動中の人たちも、上階のエントランスから見るともなくこちらに耳を傾けてる人たちも、演奏には興味を示してくれている手ごたえがあった。実際には俺が思っているよりも多くの人たちが聴いてくれているのだろう。
しかしステージからの距離が遠すぎるので、「足止め」するまでには至っていないような、もどかしさに感じられてしまう。
日頃何かと無意識に、定まったスケールで演奏をしているな、と反省する。
「カーニバルの朝は北の宿から」で例によってにじり寄ってみたのは、かわいい最前列のお嬢さん。さすがにことばもまだおぼつかないお年だったようで、怖がらせてしまった。申し訳ない(なにせ俺、こんな風貌なもので)。
一緒にいた若いお母さんがきっと、歌好きだったんだろうなぁ。もしかしたらご自身も、何らかの形で歌われる方かも。

ただでさえアカペラは地味(やっぱり)に見えちゃうものらしく、楽器バンドをバックにボーカル熱唱~、という写真はホームページにもFMSの写真展にも好んで掲出されるが、過去3回、俺たちだけでなくアカペラバンドと思しき演奏の写真は一枚も目にした事がなかった。
そんな思いもあってか、ちょっと肩に力の入ってしまった今回。
記録ボランティアの方々は今年も会場に見受けられたが、果たして…俺なりの「熱演」が空回りしすぎちゃったのか、足元がふらついちゃって、明らかに日頃の運動不足だなぁ…というわけで内心慌てて平常モードに戻す(公式Facebookに動画掲載していただきました)。

それにしても今日もやたらに口の中が乾いた。喉には影響ないのだが、カツゼツが悪くなってしまう。
1曲ごとにPETボトルに駆け寄る始末だ。
ジャーマネ嬢のいうようにやはり加齢現象(の一環)なのか。しかしそうじゃないときもあるぞ(意地!)、謎だ。
加齢現象といえば、ピッチパイプを吹いた後で、ある曲のイントロ、「どうだったっけ?」と聞かれたのは内緒*1(^^;
まぁこれだけ曲数が増えてくると、うっかり出てこないことも、あるよねぇ。
最終曲、“Sing, Sing, Sing”の歌い出しで腕時計をチラ見。時間ぴったりで終了~。

*1:もちろん聞いたのは俺じゃないよ。