大橋トリオ

NEWOLD

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その番組「it!!」で出会った名曲「生まれた日」。


先週の放送では、温泉への「ドライブ・ミュージック」選曲、という企画があって、大仰な芝居でなくこういう風なまとめ方もあるのか、と感心したが、そのコーナーのトリで流れて初めて耳にし、不覚にも涙が出てしまった。
新しい歌ではないが、番組的にも反応がよかったのかちょっとしたムーブメントになりつつあるのか、今週もエンディングで流れた。
ひとり暮らしを始めたばかりの20歳代男性のメールがその契機で、実家暮らしでは当たり前だったことがいちいち「寂しい」んだとか。俺自身も数年前に経験したホームシックを思い出して、やっぱり聞きながらもらい泣きしてしまった。
不意に涙が出てきてしまって、そのこと自体に自身はすっかり戸惑ってしまい、もう笑うしかないって状況(どんな表情になっちゃってるのか本人すらわからないので、ひとり暮らしでよかったが)。

番組が終わってすっかり冷めた頭のどこかで、歌う側としての自分の「本当の声」、なんてことについてまでも、思いが巡ってしまった。
コーラスの中では当然、俺自身の声というよりは溶け込むトーンの声の出し方になる。
リードを歌わせてもらっているときの声、というのは別にある。
しかし時々の歌は必ずしも俺が今、歌で伝えたい内容であるとは限らない。いや、むしろそうじゃないことの方が多い。
それは一種の「お芝居」になっているわけで。
じゃあ、今の俺の「本当の声」って?
本当に伝えたいことばって? 伝えたい人って?
(翻って何か、「ここさけ」みたいになってるなこのテーマ…やっぱり「秩父」が欠乏してるか…。)
もーいーや、たとえ次の給料日までメシ抜きになっても。
ということで先ほどAmazonしてしまいました。
そう思えるような歌に出会えた奇蹟だけで、なんだか胸いっぱいな、自身の誕生日前。
(さーて、ご飯何杯イケるかな(^o^))