ミヤジャズイン2018に出演(WINS阿佐ヶ谷)

It Don't Mean a Thing
Route 66
Java,Jive
見上げてごらん夜の星を
I Left My Heart in San Francisco
カーニバルの朝は北の宿から
Sing, Sing, Sing

今回の演奏会場、ACプラザは曲師町ステージよりも東武駅寄りで、俺の記憶が正しければノミの心ぞうで出演した数年前には既に廃業していた2階建ての本屋だった場所だと思う。今日は人通りも多く午前中の陽光が差し込んで明るいが、当時JR駅側からオリオンストリートを散歩していて、東武駅に近づくほどシャッターが閉まっている商店が多くなり、とりわけ規模の大きいこの店舗は、このアーケード末端部の薄暗さを強調してしまっているような(悲しい)存在として、俺の記憶に残っていた。
商店街内の新たなイベントスペースとして、(商工会が?)1階部分を改装したらしい。
というわけで演奏環境としてはもちろん、屋内。
ミヤジャズインでは毎年、全会場にPAの方がついてくれるのだが、会場備え付けのSM58(とβ58の混成)ではハウリングが酷かった。
最近、モニターがサイドフィルの現場、多いねぇ。まぁ楽器演奏メインだと、この方が取り回しが楽なんだろうけど。
演奏途中で見かねたわかから、モニター切ってもらうように申し出るほど。
マイクヘッド(OM-2)は持参してたので、やっぱり換えさせてもらえばよかったか、との後悔先にたたず。
「北の宿」では、並び順が変わったこともあり、わかが俺の間近でちょこちょこ「演出」を繰り出してくることもあって、この高い音域が続く曲でペース配分を間違えてしまい、終盤ファルセットがカスカスになってしまったのが、俺としての今回最大の痛恨(他人のせいにしてはいけない(笑))。
しかし「屋内」だったが、歌い始めると久しぶりに客席後ろ(アーケード側)に見る見る人垣ができるほどになり、ゆたかさんともどもニンマリ。今までこの手で一番鮮烈な記憶は、立川だったが。
一方、30人規模の客席は既に満席で、ジャーマネ嬢が撮影に動き回るのが大変そうだった。
やはり「見上げてごらん…」あたりから多く足を止めてくださるようになり、日本語の歌の力は強いなーと思う。「北の宿」では大きく身動きできなかったので特に「演出」しなかったのだが、曲(アレンジ)の持っている力そのものが強く、思いのほか好評だったようだ。

ミヤジャズも出演3年目ともなると、ようやくWINS目当てで足を運んでくださる方々もちらほら。
そんな感触は昨年来あったものの、今年は確信に変わった。
車椅子の男性は、去年も聞いてくださった方で、MCでWINSカードの話が出たところ、客席から高々と見せてくださった。
更には、わざわざ差し入れしてくださった方まで。
そして客席中央には、The Swings Fourのメンバーの方。
去年は運よく同日演奏*1だったので、なんとかこれをご縁に、と自分たちの演奏が終わってからバタバタと駆けつけてみたところが、屋外ステージで雨天中止となってしまっており、また残念ながら拝聴することができないでいたのだ。
そんなこんなで、たった3年ではあるけれど、WINS阿佐ヶ谷にとっては、ミヤジャズが「第二の故郷」みたいになりつつあり、ありがたいことだ。

*1:ミヤジャズインは土~日の2日間開催。