え、何で関西学院大学が記者会見してるのさ?

どう考えても、日大が会見開くのが先でしょ。
監督から指示があったかどうかが焦点になってるみたいだが、これはいってみれば「別問題」。
現実に起こった事象は、日大選手から「悪質なタックル」があって、けが人が出ている、という動かぬ事実。
具体的な指示の有無や、それを選手がどういう風に受け止めたかではなく、まずは重大なファールが(日大側に)あったことについての謝罪(会見)、それから具体的に誰が何をどのように、いつまでに「調査」するか等の対応・再発防止対策について、しかるべき発表があってよかったんじゃないかと。
民間会社が本業で何かしらの瑕疵があったケースだったら、今回のような対応はあり得ないでしょ。
ファールを起こした選手を辞めさせてから、監督自身も文字通り「監督責任」で退任、だよな。
やっぱり学校法人って、世の中からどこか乖離して存在してるんだなーと思わざるを得ない。

この期に及んで日大側の監督本人から何の発言もないことについては、今日の「ひるおび」で拝見した立川志らく師匠の
「まじめに練習に励んできた部員や部、学校を守るのでなく、いったい何を守ろうとしてるんでしょうね」
ということばに、激しく同意してしまった。
会社だったら、こんな上司は絶対にいて欲しくない(けど、いるんだろうなぁたくさん)。

万年運動オンチな俺としては、「健全な肉体に健全な魂」が宿ることなんかないし、勝ち負けにのみ拘りすぎた*1筋肉脳な人たちの出す「結果」は所詮こんなもんでしょ、と思うだけだが。


【後日談】
選手本人が謝罪会見をしたところ、その後の監督・コーチの記者会見設定の早かったこと。
やればできるんじゃん、緊急対応。
内容についてはいわずもがなだったが、「急ごしらえながらも周到に練られた内容で、今後の刑事訴追を視野に入れると、ああいう回答になる」とするテレ朝「モーニング・ショー」と、一歩踏み込んで「コーチはもう半オチ状態」と解釈するTBS「ひるおび」のコメントが興味深かった。

*1:何事も「過ぎる」からよくないわけで、スポーツはあくまでもアスリートとしての自分自身との、ストイックな戦い…この辺の精神的なバランスをちゃんと保った上で、国際的に活躍できる人たちの方がもちろん多い、と思いたいが。