正月ブラックアウト。

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あけましておめでとうございます。


最近お気に入りの、女性ラジオ・パーソナリティ。
その別番組は平日昼間でなかなか拝聴できなかったのだが、正月休みにも関わらず通常放送だったために初めて聴くことができた。
そこは通常放送のフォーマットを踏襲しつつ「正月バージョン」が予告されていたので、放送内容も指折り数えて楽しみにしてたわけですよ。
ところが番組内での、まさかのご懐妊報告。既婚者であることは存じておりましたが。
にわかファンとしては、あまりに唐突な出来事に動揺が止まらない。
いつもと変わらぬはずの軽妙なやりとりが全く耳に入ってこなくなっていて、このトシになってもまだ、自分でも知らないような感情が湧いてくることがあるのか、と思い、そんな自分をちょっと楽しんじゃってる別の自分がいたりする。
そういえば俺自身はその昔、就職を控えた頃には、余計なお世話というほど様々な心理テストなるものを受けさせられたが、エゴグラムの結果によると、持病のせいかすっかり自身の感情を抑え込む習性が身についている、ということだった。
その後は心的バランスを取るため意識して「ガス抜き」するよう心がけてみたりもしたが、慣れない感情の出し方には未だに失敗することも多く、こんなところも俺が今でも、常識知らずでとっつきにくい人間と思われる原因があるのではないかと思われる。

話が逸れたが後日、いつも聞いている番組内でもこの話題でイジられた際の本人言によれば、公人としてそれなりに「発表」のタイミングには悩んでいたのだという。
だからって何も、正月元旦でなくともよかったような…。
限りなく個人的事情に属すること、であるにも関わらず周囲への影響が思いのほか大きいこの事象の特殊性。なんだか気持ち、割り切れません。
同じ「新しい命」のはずなのに結婚という「手続き」前だと忌み嫌われ、結婚さえしちゃってればいつご懐妊(報告)でも、周囲の人たちから手放しで祝ってもらえる、というのも、なんだか腑に落ちないし。
しかし、やっぱり自分の夢や希望を叶えようと思ったら、人間これくらい「太く」ないとダメなんだろうな。
なんたって人生、一度きりだもんねぇ。
俺にはいつまで経っても出来るようになる気がしないが。
これはもしかして「本当のファンだったら家族同様、手放しで祝うもの」という踏み絵だったのか、などと勘ぐってしまう。

いやいや、問題は何で俺が、凡そ他人の懐妊報告にこれほど動揺してしまうかの方だって。
どんなに「ちゃんと」知らされたところできっと、同じように動揺していただろう。
それで咄嗟に思い当たるのは、職場で過去何度か受けたとばっちり経験。
事務職の現場では、学生時代によく見られるような「産休教員が補充される」ようなことはあるわけもなく、補充人員のないまま残存兵力フル稼働、というのが現実だ。
だとすれば、現に欠員が出ている労働環境に適正な労働力の配置ができない管理職に八つ当たりするのが正しい気も、しなくもない。
しかし何だってアンタら個人が(文字通り)「好き勝手」やった結果を、他人の俺が引き受けなければならないのか、という理不尽さは消えない。
因みに今の俺が辿り着いた職場はようやく、この手の心配が全くない職場環境だが、裏を返せば(俺の)労働意欲が全く沸いてこない、という環境だったりもする(笑)。
ともかく俺のような偏狭な人間が減らない限り、日本の職場の男女平等運動はまだまだ困難を極めると思われる。

俺自身はかなり早い段階から、「繁殖を目的とした婚姻」には全く興味がないつもりで、何より俺のような劣性遺伝子を受け継いだところで今の世の中、いいことなんかひとつもないだろう。なのだがこのところ年々、なぜこうも簡単に心グラつくようになっているのか。自らの決意として勝ち取ったものじゃなく、どこか「諦めた」という負け戦的な思いが残っちゃってるんだろうか。最近になって、もしかするとこれは単に親への拙い「復讐心」からなのではないか、との疑念も抱き始めている。だとしたら全く建設的とは思えない。

番組ツイッターの反応を見ても、やはり俺のような過剰反応をする輩が少なからずいて、ちょっと落ち着いた。
「(産休中の)代打は?」発言も、文字通りの好奇心から、というより俺と同種の「やっかみ」反応の一種、なんだろう。
これが同じ女性からだったとしても、「おめでとう」はどこまで本気でかけられていることばなのだろうか、などと勘ぐってしまう俺は多分、女性というイキモノを信じることができないらしい。
信じられないものだから、信じてみたい(笑)。

ともかくも新年初日から、かようにグダグダ気分の自分と向き合わざるを得なくなってしまい、
2019年も元日から、早くも変われる気がしない。
思春期にアイドルに入れあげたことがない、っていうのはこのトシになってハマると結構ヤバいかも。
精神の発達が高校生レベルで停滞してて、欠落したままなものが多すぎる。時間が経つほど長い棒の先端のように、手元の微細な振動の振れ幅がデカくなってる感じ。
HSP気質な俺としてはもはや、ただただ心安らかな(老後の)日々を送りたいだけなのに。
うっかり「外界」と接触するもんじゃないな、引きこもりモード発動。
(この項、かなり酔っぱらって書いてます。)