何が「引きこもりモード」だよっ! 舌の根の乾かぬうちに(笑)。
とはいえ実は、夕方に武甲温泉でひと風呂浴びて帰ることを自身に義務付けた以外、まだ立ち寄り先を決めていない。
せっかくの正月休みなので新規開拓よりも、キーンと冴えわたる冷たい秩父の風を感じながらひとり静かになれる場所がよいなぁ。
「パワースポットでデトックス」のイメージ。
聖地巡礼的には、冬は「あの花」よりは「ここさけ」なのだろうが(何のことやら)、大慈寺はロケーション的にあの石段は捨てがたいものの、アニメのイメージと違って脇の国道をひっきりなしに行き交う車の音で、実はかなり騒々しい。
と移動電車内で諸々楽しく迷いつつ、最終的に二択の結果、定林寺の方に寄ることに決めた。
この間、飯能駅で満員の西武秩父行き電車を(また)1本見送っている。
正月休みに東京方面から秩父を詣でようという人たち、相変わらず多いようだ。
正丸トンネルを抜けると雪景色…を期待したが、残念ながら今年はまだ。
今年も新年2日から営業の「ちちぶベーカリー」のパンで昼食。
続く秩父神社は…行列の長さに怯んだので、本殿四辺それぞれにある江戸時代の名工・左甚五郎の彫刻鑑賞のみの立ち寄り。
それからようやく意を決して、国道299号を定林寺に向かって歩く。
変わらぬ佇まいで迎えてくれた定林寺は、想定通りひと気なし。
しばらく本堂前のベンチでボーっとしていると、冷たい空気に心洗われるようだった(寒さが苦手な人には、お奨めできません)。
なんとなく離れがたくて周囲を散策していたら、「あの花ポケットパーク」なるものを発見。丁度、定林寺の全景を真横から見える位置で、ここのベンチも日当たりがよく、居心地よさそうだ。
遠くお囃子の太鼓の音が延々と聞こえていて、帰り道に音をたよりに歩いてみたところ、桜木町の公民館(?)前でちょっとしたバーベキュー大会的なことになっていた。太鼓の音も、もちろんここから(昨年の謎が解けた)。
幼い頃からこうやって実物を叩いていたら、そりゃリズム感よくなるって。
実家への土産*1と帰りの車中で飲む缶ビールを買ったら、ひと駅戻って横瀬駅で途中下車。
武甲温泉も、俺が湯治に通っていた頃から変わらぬ佇まいでほっとする。
秩父一の広さという露天風呂から、刻々と暗くなるにつれて移ろう空の色と雑木林のシルエットを眺めながらゆっくりつかって、東京の実家に帰ることにしよう(久しぶりだったせいか、ちょっと湯アタリ…)。いや~、今日は俺にしてはゆっくりしたな~。上出来♪(4日から出勤なんだが…社会復帰が大変、危ぶまれる)
*1:味噌ポテト、実は売り切れる前に着いて早々、ベルクで購入済だ。早々おせちに飽きたのか、目の前で飛ぶように売れていて、こんな具合に例年、帰りまでには売り切れてるのか、と思った。