Stairs Mini Live with WINS阿佐ケ谷(ライブカフェ エクレルシ)

エクレルシは初めて歌わせてもらったときの印象より小ぢんまりした感じ。客席配置の違いによるものだろうか。
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しかし横手方向に広い会場は使い勝手がよく、Stairsのスピンオフ企画(?)、男声3人による「ジントニック」のリハでは、中馬さんのピアノ伴奏で、生声とマイク使用とで演奏を試していて意見を求められたが、マイクなしでも息遣いまではっきりと伝わるので、「断然、生声がいい」、ということでその場のメンバーの意見が一致した。


お客さんの立場になってみれば、MCでは「何故、その曲を歌おうと思ったか」が一番知りたいわけで、ご本人たちは恐らく「歌いたいから歌ってるだけだよ」と謙遜なさるかも知れないが、Stairsの方々の選曲は我々にとって数少ない先輩バンドとして、とても参考になる。

緊張している、のではなく、緊張しそうな予感。
これも「京アニ事件」の悪しき余波だったのか、知らず知らずのうちにいつもよりは気負いすぎていたらしい。
演奏ブランクもそれなりに長かったので、いろんな意味で現場が新鮮に感じられただけ、だったかも知れないが。
でも今の俺は経験上、生演奏はその場のお客さんとの「反応」で創り上げるものであることを知っているので、取り乱すことはない。
荒木さん@Stairs「そんなことをいわれると、俺の方が緊張しそう(笑)」
俺、自分より緊張している人がいると、緊張しないんですよ(性格悪っ!)。
リハ終わりに中馬さんからは「阿仁さん、また声(量)が出るようになりました?」といっていただいた。
こんな何気ないひとことが、ともすると気持ちオチ気味だった俺には本当にありがたかった。

そしてイタの上(ステージ)に上がってしまえば、少しでもよく見せようと人の目を気にして緊張するような余裕などなく、いつも通り。
PA環境もメンバーの音程も、会場規模もお客さんの反応も、一期一会。
生演奏の醍醐味でもあるが、演奏上は刻一刻、対応していかなければならないことだらけなので、割と必死だ。
M1.では、今回唯一のバーバーショップ・スタイルの曲だったので、オフマイクで歩きながら歌う、という荒業を試みてみた。
ステージに向かいながら歌うため、声部のバランスがやや不安だったが、お客さんたちの反応は概ね好評だった。
困ったのはステージに上がってからのMCで、久しぶりすぎて自分の「役回り」を思い出せない。
MCについては書き出すと長くなりそうで、今回に限らず他のバンドのご参考になりそうな経験談もあるので、項を改めて書くことにする。
今回新曲だったM5.については、狙い通り(笑)の反応をいただけて、大満足ニンマリ。
WINS阿佐ヶ谷では実は初めて、「振り付けの練習」なるものをやってみたのだが…直立不動で歌うのって、思った以上にツラいっす。曲の途中で目の前が真っ白になって、今どの辺を歌っているのかわからなくなる。今後、慣れが必要ですね(何のっ?!)。
この曲も含めて、昭和歌謡曲が多めのプログラムになったせいか、アドリブで奮闘してくださった照明効果、ジャーマネ嬢によると「ピンク多め」だったそうで。後で写真を見ると、確かに…。
そういえば「ムード歌謡」なんてことばもあったなー。会場が祖師ヶ谷大蔵だと知らずに写真だけ見ると、どこの温泉宿で営業してきたんだよ俺ら、みたいな絵面になってる(笑)。
曲間の「段取り」はもっとスムースにできたはずで、さすがにちょっと打ち合わせが不足していたか。こちらはバンド内事情の話。
Stairsさんたちのメイン演奏の後は、事前にお申し出をいただいた「上を向いてあるこう」を合同演奏させていただいた。
マイクの本数も足らないだろうし最初から生声での演奏を考えていたのだが、ベースリードの部分はその場の思いつきで、荒木さんがメイン、ゆたかさん「オクターバ」(オクターブ下)というハナレワザ…録音を聴くと、ちゃんと聞こえてる!

  1. Hi, Neighbor
  2. WINS阿佐ケ谷の唄2019
  3. Garota de Ipanema
  4. カーニバルの朝は北の宿から
  5. 東京砂漠
  6. 故郷
  7. I Left My Heart in San Francisco
  8. It Don't Mean a Thing
  9. Sing, Sing, Sing

(Ses.上を向いてあるこう)