で、ウチアゲ。

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江戸川さえ越えてしまえばもう、こっちのもん♪
というわけで台風の影響を全く受けることなく、無事千葉に帰り着いた。


しかしひと汗かいた後のビールって、どうしてこう別の飲み物みたいに、その苦味すら「甘く」感じられたりするんでしょ。
ひとりで飲んでもマズいわけではないけれど、この場合はおいしいから飲むというよりは酔いたいから飲んでいるわけで。
といいつつエクレルシでの一杯目はハートランドにしたものの、店を移してのウチアゲではずっとワインだった(珍)。
「2時間後の俺を見てろよっ!」
という捨て台詞は、酔いもとっくに醒めたと本人思ってる2時間後あたりに、何かをやらかすことが多いため。
後で思い返すと、モノを落としてなくしてみたり、終電近かったのになんであそこで乗り換えたんだろー俺、とかいった事象が起こっているのがだいたい、飲み会ハケて2時間後。
近頃、自分自身もあまり信じられなくなってきた(笑)。
ステージ上でのオーラが、などというありがたいご感想をいただいたのだが、もしそんなものが俺ごときにあったとしたら、恐らくはお客さんからどう見えるか、どう楽しんでもらえているかを考えているからではないかと思う。
緊張しなくなったのも、いつからか意識がそっちにスイッチしたからで、多分演奏回数が多いせい、ではない。
しかしステージ降りて、こうやってウチアゲで飲んでてそういうこといわれると、なんか俺、性格に「表裏」があるヤツみたいじゃん(笑)。
まぁひとりだと、確かに割と碌なこと考えてないですけど。
このブログに書かれていることはそのほんの一端にすぎない*1わけだが、さすがに面と向かって「ブログ、読んでます!」とかいっていただくと…とっても嬉しかった反面、穴があったら入りたい(いや、だったら何故書く?)…単なるストレスの吐き出し口です(笑)。駄文にお付き合いいただいて、申し訳ない。

こうして演奏後にお客様から異口同音にいっていただいたありがたいことばに触れるにつれ、今まで当たり前にあって続くと思っていたことが実は「奇跡的な確率」で成立してるんだなーなどと改めて思ったりして。
明らかに、例の「京アニ」事件へのショックが、無関係なはずの俺にとって受け止めきれないほどデカすぎたせいなんだが。
事件自体はもちろん忌むべきものだが、このタイミングで自身が演奏機会を迎えたことも、何かとっても不思議なことに思える。
京アニの方たちとは比べるべくもないほどささやかな影響力ではあるけれど、俺も今、確かにこうして「何かを創り出す」環境に身を置くことができているわけで。
自身の環境も人間関係も何ひとつ変わったわけではないけれど、何か見える世界が以前とは違ってて、もしかしたら今度こそ自分が少し(いい方向へ)変われるんじゃないかというワクワク感、のような…。
長く音楽を続けていると全く予期せずこういうことが時々あって、これまでも演奏そのもののスキルアップ以上に俺にとっては得がたい経験になってきた。
なにぶん個人的な心構えレベルの話なので、もしかしたら今後演奏に対する姿勢が俺自身変わるのかも知れない(し、傍目からは何も変わらないかも知れない)。
ウチアゲの喧騒の中で、そんなことを漠然と考えていた。
何をいってるのかわかりませんね、これは。

*1:公序良俗に反する、とりわけ下ネタ方面(^^;に関することを書くまでの勇気はさすがにない。