疑心暗鬼。

まぁ外出自粛要請の有無に関わらず、このGW期間中だけに限ってみれば、
ビックリするほど生活が変わらなかった俺、もう優勝っ(笑)!


今の仕事に就いてからのここ数年、まとまった休みがあるからといって遠出するほどの生活的余裕はないし、
せっかくだから遠出でも、と気を遣わければならないツレもいなければ、
仮に遠出できるとしたって、首都圏から申し合わせたように一斉移動する混雑に不愉快な思いをするのががわかってるので、この時期を狙って出かけようと思ったことがそもそもない。
というわけで俺に限っては特にコロナ鬱になったり困ったり、ということもない、例年と変わらぬGWだった。

困った、といえば。
千葉では5日・6日と二晩続きで緊急地震速報が出て、携帯電話が何度聞いても慣れることのない不快な音で鳴った。
PHSだった去年まではそもそも、エリアメールという機能そのものがなかったので完全自決主義…それでも誰かが持ってるスマホ・携帯がどこかしらで鳴る音が聞こえてくるので、別に不便を感じたことはなかった。
幸い今回も震度は予想よりも低かったわけだが、そうなると地震そのものよりもあの音が、心臓に悪い。
音量も他のアラーム音と違って調節できないらしく、地震から身を守ろうとするよりも先に近所迷惑になることの方が頭を掠め、あのけたたましく不快な音を一秒でも早く止めようと携帯電話を探してしまう。そんなわずかな間でも鳴り続けられるのが嫌なので、自室でも携帯電話を手元から離せなくなってしまった。
しかもいつ鳴るかが全く予測できない(当たり前)ので、すっかり疑心暗鬼だ。

週末の夕飯はもうここ数週間にわたって、カレーを二日分作って済ますことにしている。
これが仕事帰りの夜なら、時短で早く戻れてもあれこれ作る気力など残っておらず、第一俺ひとりの夕飯に毎回メニューを考えるのも面倒くさい。外食の習慣はなく、かといって材料から揃えるとなると使い切らないうちに傷めてしまい結果高くつくし、近所のスーパーでは200~300円も出せば、自分で作ったよりもおいしい惣菜が買えてしまうのだ。
というわけで平日夜はだいたい惣菜夕食になる。
外出自粛要請とともに長かったこのGW中には、包丁さばきのひとつも身につけようと努力した男子諸君も多かっただろうが、俺自身はどうやらこちらの才は絶望的だと思うことにした。つい先日もラジオ番組で「かんたんレシピ」が紹介されていたのだが、そもそも食材からその段取りまで、話としても全っ然頭に入ってこなかったのだ。
しかしどういうわけか、比較的時間のとれる週末休みの夕食ではシンク、ガスレンジを始めとした「台所を稼働した」という実績(?)だけは、なぜか欲しかったりする。
そういうわけで恐らく誰がどう作っても失敗しない、金曜日の海軍カレーならぬ「週末カレー」に落ち着いた現状。
これを自らに課す、という意味でも「強制カレー」と呼んだりしているが、実は隣近所に対して
くらえっ「カレー臭」!
というニュアンスでの「強制」になってたりして。
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買い物帰りにいつもと違う道を通って帰ってきてみたところ、以前お世話になったことのある個人病院に「院長病気のため、当分の間休診」の掲示
その少し先に歩を進めると、扉の方の張り紙には「コロナ罹患のため」とあった。
今の俺の収入状態ではこれ以上医療費に割けないという優先順位的理由で、気づけばもう1年以上こちらには通院していなかったのだが、律儀に通い続けていたら今頃どうなっていたんだろう。
こんな身近なところにまで。
市が毎日HPで公表している「陽性患者〇名」という、一見無機質な数字の中に「知っている人」が含まれていた、というリアルな感触。これが医療従事者だったというのもある意味ショックで、人工呼吸器が必要なほどの重症になられていなければいいのだが…。