戻る賑わい。

制服姿の学生が一気に増えた。今日が始業式だったらしい。
向かい合った逆方向行きのホームで手を振りあっている同級生の図は、分散登校によるものか。
社会人でも今日が入学式、入社式だったというニュースもあって、そういったらたった2か月ずれただけなのに、やっぱり季節外れ感がすごい。
若い人たちに、後々まで心の傷になって残らなければいいのだけれど。
それでも街に若者の姿が増えると活気が戻ったような気分になる。
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それにつけても一斉帰宅の学生で狭いホームは一杯。大丈夫なん?
案の定、ホームに入ってきた編成の短い各駅停車は、あっという間に満員だ。さすがにマスクを着けていない生徒はひとりもいなかったが。
自分だけは1本電車を見送る、とか自分の身を護る知恵くらいは、早いうちから身に着けておいた方がいいよ。
高校生にもなっていちいち先生から具体的な対処方を教わらないとできない、とか。
家でニュースは見て…ないんだろうなぁきっと。まさか「三密」知らない、とかはないだろうけど。
二重の意味で、(私立学校が誇る)個性教育が、生きてない感じ。

ポストにはようやく、「アベノマスク」が入っていた。
てっきり送り主に「安部晋三」とか書いてあるのかと思ったが。
危うくDMと勘違いして捨ててしまうところだった。

そんな一日が終わる今夜、全国各地で20時から5分間、花火を打ち上げたという。
全国の花火業者の有志たちが企画した「Cheer up!花火プロジェクト」で、元々江戸時代、悪疫退散祈願で始まったという花火大会の原点に立ち返りつつ、観覧客が殺到するのを避けるために打ち上げ場所は事前非公開、というもの。
俺の部屋から毎夏見ることができた花火会場では、残念ながら霧雨模様もあり打ち上がらなかったが、ワクワクしながら待ってるのは悪い気がしなかった。
花火好きのひとりとしては、職人さんたちの心意気を思うと、ただただ目頭が熱くなる。

都心ではブルーインパルスが医療関係者への感謝の意を表すデモ飛行をしたらしい。全く気付かなかった。
先日、アメリカでやったことと同じだよなこれ。所詮、東京限定の話だし。
そう考えると花火と比べてこちらはただ目立つことがしたかっただけ、無粋にしか映らなくなるのはなぜなんだろう。

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待ちきれずにひとくち…。
しかしこのところ商店街のお弁当が充実しすぎていて、目の毒で。
本厚木「匠」に駆け付けたいところだが、残念ながら越境移動ができないので思いだけ馳せつつ、今夜の夕食は近所の喫茶店が出しているオムライス。味はもちろん比べるべくもないが、必ずしも「ふわとろ」ではないたまごも、それはそれでおいしいのです昭和生まれ。