さよならピアノソナタ

ぼくの意地みたいなもので
宙ぶらりんになった約束の紙
あの日のぼくは
それを捨てた
大切だったから
捨てた
見たくないものは
捨てるしかないんだ
物も
人も
関係も
いろんな物を
あらゆる物を
逃げるように捨てなければ
生きていけない
そうしなければ
重みで一歩も前に進めなくなる

(3巻から引用)
相変わらず一貫して、音楽ものに惹かれている。
否が応にも自身の経験と重ねてしまい、ちょっとナーバスになってる、かもだけど。
だから一気に最終巻まで読みたかったのか、俺。
音楽にまつわる物語、ということでいろんな刺激ももらったが、このうちのひとつ、密かに形にしてみようと思っている。
近いうちに。