気が、短い。

朝6時、緊急地震速報で起こされる。
半分寝ぼけていたせいだったのか、全く揺れを感じなかった。
またスカだよ…仕事休みの日でよかったが。

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大戦、勃発!(右の店、本日開店)

先日ラジオで聴いた地ビール紹介を契機に、銚子に行きたい、ような、行きたくない、ような複雑な気分。
まだまだ外出自粛、とりわけ県境を跨いでの移動はご遠慮ください、というご時世ではあるが、県内でも単に長距離移動したいだけであれば、東や房総半島方向へ移動しようとすればフロンティア(笑)、それだけでかなりの距離になるぞ千葉県北西部在住…って何のための自粛だよ?
銚子という地にはいろいろと思い出もあって、個人的に思い入れも強いが、テツな俺的にはつい、もう何年も前に訪問したときのあまり目にしたくない光景も思い出してしまうもんで、やや躊躇している。
ご当地に足を踏み入れたら、テツなら訪れずにはいられない銚子電鉄。といえば昭和レトロな電車とともに、常に危機的な経営状況が話題になる小さな鉄道会社なのだが、引退した車両が恐らくは解体する費用もないまま風雨に朽ちるに任せていた姿を、笠上黒生駅外川駅で目の当たりにしてしまったもので。
今回、その後が気になってネットで調べてみたところ、俺の前回訪問当時笠上黒生駅の側線で一番の惨状を晒していた100型は、さすがに自然倒壊の危険があるということで間もなく解体された。外川駅で朽ちかけていた「澪つくし号」は結局保安基準を満たすことができず、笠上黒生駅の100型がいた側線に移動、やはりしばらく留置の後、解体されたらしい。同じく外川駅の側線にいた700型は、なんとか解体は免れて「ポッポの丘」(いすみ市)に引き取られていた。
かつて俺の「一目惚れ」だったデハ800型は引退後、これこそ俺が目にしたくない光景だったのでこの間、見てみぬふりで訪問を避けてきたのだが、お定まりの流れで「澪つくし号」がいた外川駅の引き上げ線に、玉突きのタイミングで「疎開」、やはり俺の想像通り朽ちるのを待つだけになっていたようだ。しかし俺同様に引退を惜しむ声も多かったらしく、地元の学校との協働で最近になって現役時代の姿に塗装一新、復元されて保存公開、の流れに落ち着いたらしい。これはグッド・ニュース。
とはいえ屋外での静態保存は維持管理に多額の費用と多くの人手が必要で、秩父鉄道三峰口駅にあって湯治通いの頃に親しんだ保存車両は、結局全車解体の憂き目にあってしまったらしいから前途多難だ。
かつて全国で見られた蒸気機関車の静態保存ブームなんかは、自治体内の路線を走ったことのない車両まで保存しちゃったりしてそもそも何故その車両だったのかわからない、というナンセンスな保存事例も多かったものだが。
それにつけても、日本では文化財への意識はまだまだ低いという気がする。

妄想旅行はともかく、実際のところはまだそこまでの遠出をする気は起こらない。
しかしこんな悪天候続きの毎日だ。気分転換だけでもと、数駅先へ買い物に出かける*1
電車内の案内放送が、途中駅で交代した車掌から明らかに爆音になってしまい、ヘッドフォン音楽が聞こえないレベルだったのにはすっかり不機嫌になって、次の駅で反射的に降りてしまった。これで「ヘッドフォンステレオの音量は控えめに…」などといわれたら、どんだけ渾身のブラックジョークだよっていう感じ。
各駅停車しか止まらない駅だったので、あとひと駅なのに次の電車まで15分ほど待たされた。いっそこのまま歩いちゃってもよかったかも知れない。
しかし今日も俺の「雨男」ぶりの、絶好調なこと。
乗り物移動中は雨がやんでいたのだが、乗り換えや下車の都度、頃合いをはかったように雨が降りはじめる。

たどり着いたショッピングモールのトイレでは、個室から出ると丁度手洗いでうがいをしている男性…俺は反射的に距離を取った。
案の定、次の瞬間周囲に水しぶきを上げるかのごとき、吐き出し。
ウチの職場でもこのところ、給湯室でうがいしているオッサンがひとりいるが、ご本人は「うがい」という行為自体で、さぞかしコロナ感染予防を実践している達成感に浸れるのだろう。
口内の水を吐き捨てる際、ちゃんと腰を折って流しに口を近づけないから結果、周囲にエアロゾルをまき散らしている。何のことはない、公共の場で手を口元に添えずにくしゃみしているのと何ら変わらないってこと。
悪くするとウイルスを「排出」しているつもりが自家中毒だ。
日頃から自分で流しの掃除くらいしていれば、自然に身につく程度のことなんだが。
「うがい励行」以前に、そもそも何のための行為なのかを、自分の頭で考えてないのだろう。
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それでなくとも外出時のマスク着用だの、距離を取れだの、まめに手洗いしろだの、挙句にはビニール袋を持参しろ、だの、最近はいよいよ外出すること自体が面倒くさくなってきた。ちょっとした外出にすら、入念な「準備」が必要になってしまう。
むしろこのタイミングでそう思えるようになるのは、いい傾向なのかも知れないが。

かように些細なことにもイライラしてしまうのは多分、昨日の仕事のせいだ。

火曜日の御前会議での(一方的な)決議を受けて、俺の仕事の当該部分を「新人さん」*2に移譲することになったので、午前中に細かい工程を一覧表にまとめて、どれをいつまでに、的に一応上司にお伺いしてから、ご自宅の社長に打診メールをした。
俺としても別に手放すのが惜しいわけではなく、しかし最終的に全てを移譲するにしたって段取りというものがあるのだよ現場には。帳票や電子データを全てお渡しして「後はご勝手に」でいいならともかく。
今日の今日である、俺と社長とのそんなメールのやり取りを知っているとも思えないタイミングでチーフからの内線電話、を取った俺を「新人さんに代って」のひとことですっ飛ばして進捗確認を入れてきやがったので、もう全て禅譲が終わっているとの認識なわけね。もちろんこの時点で「新人さん」、答えられるわけがない。
火曜日にこの移譲の話を聞いた時は、今後俺に「新たな難問」を吹っかけてくる伏線かとも勘繰ったのだが、そんな先のことに思い至ることができるヤツらだったらもう少しマシだったはずで、この内線電話の件でどうやら、先月の俺とのやり取りで上長が俺を「見限った」結果であるらしい、ということがはっきりした。
要するに毎度のことながら、ご自身の側の非はどうあってもお認めにならないらしく、今日の今日自分が片付けておきたいと思った(思いついた)仕事に対して、別のスタッフとの協力体制や都合で遅れるかも知れない、というリスクを一切織り込んでおくことができない、という、小学生のようなアレだ。
「今やろうと思ったのにぃ~!」。
ときにこういう駄々をこねるような真似をしてさえも、自分で決めたスケジュール(?)通りに進めることこそが「工程管理」への責任感であり、「その権限をもってる俺、管理職」、だと完っ全に勘違いしている。
こういったパターンで前日でもいいからこちらの予定を事前に打診してもらえた、というようなこともこれまで一度もない。
いっそハナからそちらの部署内で作業完結できる体制にしてあれば、何の問題も起こらない事案だと思うんですけどね。
毎度こういう姿勢にはやる気をごっそり削がれてしまい、うんざり。少なくとも今日の俺の生産効率ガタ落ちなんですけど。
全体統括の管理職としてどーなのよ、という感じだがまぁ、これで今後は、本件で俺と直接のやりとりが発生しなくなるんならそれもいいか(逆に「新人さん」に見限られなければいいのだが…)。
しかし俺のこの、気持ちの持っていき場がない腹立たしさはどうしたものかと思っていた。
少し時間が経ってようやく夕方、どうやら引継ぎの「先を越された」のに腹を立ててただけか俺、ということに思い至って、その場は落ち着いたが。
さっきまでは粛々と引継ぎの準備をしていたはずの俺が、
本当に「他人の仕事はクソ扱い」な奴らばっかりで。
次の段取りへの申し送りとか報告とか、絶対しないし。
といった具合に突然キレた(笑)もんだから、その場は上司に諫めていただいてしまった。

実際、納期が遅れたわけでもないのに、作業完了の報告がなかったために7月計上になってしまった案件がいくつかあり、先ほど集計を終えた6月期の我が社の収支は(小幅ながら)赤字転落、だったんだぜ。この分はアンタらの給料から引いといていいかい?
…もう、できないヤツにできないことを期待しても仕方がないな。
今後仮に、非常勤の「新人さん」が出勤してない日にこれらの進捗を尋ねられても、俺からは一切、対応する義理はないので悪しからず。

東京都、はじまっちゃったな~。
今日の新型肺炎感染者数はついに224人と、過去最多を記録。
俺への特別定額給付金は昨日の記帳時点ではまだ、振り込まれていなかったが。
「巣ごもり音楽」どころではなく、ここしばらくは本気で不測の事態への出費に備えておかなければならないのかも知れない。
であっても絶対に出勤停止にはならない我が社。
なにせ「社長」が、自身の感染が怖いのかすでにご出勤されてないので。
自分が出勤しなくても仕事に何の支障もおこらない、というのは俺が社長だったらなんだか虚しい、というか不安にはならないんだろうか経営責任者として。
日頃から、各現場がそれほど信頼されているという実感もしていないんだが。

*1:週末休みはまだ、公共交通機関を使った移動も自粛中だ

*2:つったって40代既婚者だが