状況認識。

個人的な経験上、承認欲求だけで肩書にしがみついてる管理職って、状況が把握できてないことが多いんだけど。
ただ待っていたって下から報告なんか上がってくるわけがないし、一見順調に上がってきてるんだとしたらむしろ、周囲の「お友だち」からの耳障りのいい報告だけになっていることを疑わなければならない。
だから、本当に仕事ができると部下から目される上司は自分から現場に足を運んで、まめに「情報」を取りにいくわけ。
そこで自分の五感を使って感じ取れることは、部下からの情報が正しかったかどうかの重要な判断材料にもなる。


官房長官「医療提供体制については、ひっ迫している状況ではない」
…いやいや、不眠不休の保健師さんたちは医療関係者の範疇じゃないわけ?
「直ちに緊急事態絵宣言を発出する状況に該当するとは考えておらず
感染防止策をしっかりとしたうえでイベントなど制限緩和実施に変わりはない」
…誰が具体的な防止策担ってると思ってんの?(結局、国民ひとりひとりに丸投げじゃん)
今の状況で無理にでも経済を回す方向に舵を切れば、次の感染拡大の際にはどこからどうやっても「回すに回せない」状況にまで陥りますが。
「国は事業者の方々を今後も引き続き、支援していきます」…はぁ。

今のままではもれなく「Go To 隔離病棟」一直線になりそうな観光キャンペーンも、五輪連休をにらんで予定通り22(水)から実施みたいだし。
観光費の何某かを公的に負担する、というのは結局、特別定額給付金などと同じで「カネで釣る」という政策の枠を一歩も出ていない、陳腐なフレームワーク
少なくとも今回の感染者数急増については、再度の「緊急事態宣言」発令で一気に沈静化を目指すことはしないので、さらに状況が長引くことになるのは覚悟しろよ、ということですね。
あのときは「人的接触、8割削減」しないと1か月では収束しない、とか脅かすだけ脅かしといて。

もう来年の五輪も取りやめて、大仏建立しかないな。
新国立競技場を、大仏殿に。