夏の、名ばかり「賞与」*1。
どうせ生活費に消えるくらいの額しか出ないので、アテにはしてないが。
というわけで俺個人はすっかり忘れていたところ、他のスタッフ複数から問い合わせが入り始めた。数年前に一度、業績不振から「支給なし」ということがあったので、ないならないで（俺としては）構わないのだが、だったらちゃんと「経営状況」を社員にも周知してほしいものだ。
恐る恐る上司にかような状況をお伝えしてみたところ、仕事しない社長に業を煮やしたウチの上司が今年は手を離したために、単に支給が10日程遅れた、ということらしい。
支給明細に「新型コロナ特別手当」なる費目が設けられていたが、俺の場合、上積みされていたわけではなく合算支給額は例年と同額で、おまけに結局のところこの分丸々が所得税で引かれちゃっており、「賞与」の上前をなぜかお上がごっそり（？）持っていく、という毎度の構図だ。
その新型コロナ、東京都の感染者数は４連休初日の23日、366人の最高記録をたたき出した。
俺の300人超え予想からはほぼ１週間遅れだったので、まぁ踏ん張ったということか。
この４連休のGoTo解禁とバカ騒ぎ具合が「結果」として顕れるのは、早くて２週間後の８月アタマか。
例によって何の科学的根拠もないが、軽く500人超えなんじゃないかとの見当をつけている。
個人の良心にすがった「注意」は互いにもう限界で、公的機関が危機感を表明するだけでなくその権限をフルに使って今以上の締め付けをしないと、経済活動は加熱するのがその本質なので、「部分・段階的に」などというのはそもそも無理だし、指示待ちバカどもは「放し飼い」のままだ。
結局その後は200人台で推移しているようだが、俺はもう２～３日前あたりからこの数字自体、気にもしなくなった。
今のところ減少に転じる要素はなく、自治体も政府も繰り返し危機感を表明するだけで何もする気がないのは明白なので、何人感染しようがどうせ自衛しかできない。
▼小池都知事はコロナ感染者数を操作している 「連日200人超え」を演出したカラクリ
www.dailyshincho.jp
生活実感としては、マスクしてない人の姿も増えたし、
朝夕の通勤電車の混雑は、いつの間にか通常通り。
学校も再開し、教室では時差登校を継続中なのかも知れないが、元々手狭な駅も電車内も「密」な状況は変わらない。
スーパーは家族連れの姿でにぎわっているし、「お買い物は30分以内」なんてアナウンスを気に留めている奴はもはや、俺を含めて誰もいない。
日頃の移動手段が自家用車な人たちは何の躊躇もなく「越境」してるし、五月雨で夏季休暇が始まった職場では去年と変わらず毎日のように、俺の知らないような遠くの観光地のお土産が配られている。
もうね、感染「順番待ち」の状況だ。
かように俺たち国民は、アンタたちが思っている以上にバカだよ。
なにせ限られた選択肢からとはいえ、アンタたちを選んじゃうくらいだ。
ちゃんと（法律で）躾けてくれないと、何もできないし、何もしない。
４月頃、「濃厚接触８割減で緊急事態宣言を1か月間に収めよう」などとスローガン掲げていたことなんか、すっかり忘れてる。
今のような無策状況をだらだら続けるなら、来年の東京五輪も…いや、国民が死に絶えることがわかってても強行するかむしろ。
しかしこの「新しい生活様式」とやら、
仕事以外で人と会わずに済み、もちろん飲み会や同窓会なんかへのお誘いもなくなり、個人的には遠出ができないのが少しストレスではあるものの元々そんな余裕もないし、俺自身はあまり不快でもないし不自由を感じていなかったりする。
感染者数が一桁も多い東京に、仕事でもないのにわざわざ足を運ぶ理由が見当たらないし。
かといって何でもネットで済まそう、っていう発想からは、これまでの「何でも東京」が招いた今回の感染者数と同じロジックと危険性を感じ取ってしまうのは、使いこなせない俺の僻みか。
むしろ今まで羽根をのばして遊びまわっていた人たちが何もできないことにジタバタしている様子がことのほか面白かったりして、存外悪いことばかりでもないな、などと危険なことを考えてしまう俺は、もしかしたら知らぬ間に「コロナ鬱」の傾向が出ているのかも知れない。
