金曜日の、バカ。

金曜のバカ (角川文庫)

金曜のバカ (角川文庫)

階段途中のビッグ・ノイズ』と同じ作者である、越谷オサムさんの短編集。
最近、仕事での代休や平日休みが木曜日に来ることが多く、正直「金曜日の出勤はダルいなぁ~(休んじゃえば3連休が成立!)」、という思いから、タイトルに惹かれて手に取った。
今夜風呂に入りながらついに読了。残念だ(あー、おもしろかった!)。


別にそういう小説を選んで読んでいるわけではないのだが、『階段途中のビッグ・ノイズ』のヒロイン・大野さんにしろ、一連の読書のきっかけにもなった『さよならピアノソナタ』の千晶ちゃんにしろ、心ひそかに自分を見てくれている人がいる、というシチュエーションはうらやましく、こういう話に弱くなってるらしい今の俺。
現実には、会社と自宅の往復だけの毎日だもんなー、見込みゼロだ。
会社はまぁ、(性格)ババァばっかりだし。
実生活でも願わくば美女…でなくてもいいや贅沢はいいません。何せこちらの容姿スペックは自覚しているので、気立てのいい女性でさえあればいうことなし、なのだが。
しかし、千晶ちゃんは柔道有段者という設定だったし、表題作『金曜日のバカ』では主人公の男子が実際に合気道女子に投げ飛ばされている…からといって、俺が剛腕女性に投げ飛ばされたいと思っているわけではもちろんない絶対にないきっとない…ホントに?