先週の、できごと。

ほぼ一週間遅れ…。

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一瞬、カワイイとか思ってしまった俺は、どうやら京成線の「波状攻撃」掲示にすっかり毒されてきたようだ。

政府の緊急事態宣言下の三連休明け、俺を始めとした独り暮らしの職員は、仕事とはいえ久しぶりに人と会話ができるせいか生き生きとしていたのに対し、家族持ちの職員の顔が一様にげんなりしていた、ような気がしたのは、俺だけだろうか。


3日間にわたる「禁足」生活も、達成まであと数時間、となると、こうなりゃもう、意地でも部屋を出てやるもんか!
3連休最終日の外界は一転、3月下旬~4月並みの陽気だったそうだが、鉄筋造りで日陰な部屋の中は気温が上がらず、こたつと一体化しつつ。
案外イケるな、という手ごたえとともに、すっかりゲーム感覚で楽しめるようになってきた籠城生活。
因みに俺、テレビを見ない、のみならずゲームという類は一切やらない。

以前、母とも電話で話したことがあるのだが、ウチの家系はひとりで放置されても「退屈することがない」のかも知れない。
というか、そういう風に育ててくれてありがとう。
やりたいことを理不尽にやめさせられたことも、やりたくないことを無理強いされた記憶も、これといって思い当たらないせいかも。
とにかく、「クリエイティブ」といえば聞こえはいいが、傍から見たら一見くだらないことばかりでも、当の本人は思いついたことが楽しくて「後々何に役立つ」とか損得勘定抜きに、夢中になってひとり黙々とやってたりする。
ブログのネタ収集もそうだが、そんな「趣味」とも呼べないような、確立されていない行為の「断片」は、俺の日常生活には小さい頃からたくさんあるので、退屈しないのだ。
まぁ、改めて人目を気にするような暮らしぶりでもない。

丁度『日本のいちばん長い日』を読み始めたところで、戦時中の先行き不安な防空壕暮らしや食料不足に比べたら、たった3日間の禁足生活なんて、全然大したことないや。ものは考えようだ。
翌13日には、その著者である歴史作家・半藤一利さんの訃報があって、偶然なことにビックリした。

当たり前だがこの3日間は、財布から金が一銭も出て行かないのと、使い捨てマスクの消費が止まった。
唯一の問題は運動不足からくる便秘で、これだけはどうにかしなければ死ぬな(笑)。

14(木)には、ちょっと咳が出るなと思っていたら、気象予報会社から黄砂飛来の情報。
ごくごく軽い喘息のような咳で、いわゆる「肺炎」とは違うのが本人としてははっきりわかるので、恐らくは人と話さないことによるストレスもあったんだと思うのだが。
それにしてもこの俺の見込みが違っていたら…急変したら、さよおなら。

風邪予防には今年こそ、ついに加湿器を買わざるを得ないか、と決意が固まりかけたところに東電が「電力供給不足」だというから、100均でバケツでいいか、と早くもその決意が土砂崩れしつつあるワンルーム独り暮らし。
誰が尋ねてくるわけでもなく、見てくれなりふり無関係。そうこうしているうちに毎年、冬が終わってるんだが。

さよおなら、といえば、関連団体でまだお若いスタッフの方が亡くなられたとかで、そういえば通常の取引先ではない発信元から先日、職場に請求書が来ていた。
いぶかしむパート職員に請われて、俺の責任で開封したところ、お弔いの花輪代。
しかしこの請求書によると、花輪に付した芳名は法人名ではなく4人の個人名になっており、請求書だけ会社にツケ回してくるとか、何考えてんの。
また上司の逆鱗に触れても俺、知ーらないっと。
ほどなく目を通した上司も、今度ばかりはさすがにサジを投げたらしく、この請求書はさらに上の社長決裁に回されることになった。
俺だったらこういうとき、絶対に甘やかさないで差し戻すが。
「高い勉強代」かも知れないが、この際折半にさせればいいのでは?(今回自腹切らせないと、多分何度でも同じことやるぜこいつらは)。

チーフは相変わらず、黙って書類を置いていく。
俺が一瞥して処理が想像できるものならいいのだが、具体的な指示がないとわからないものも当然あるわけで。
俺には伝わらない小声でブツブツ何かいっていくくらいなら、ちゃんと説明(具体的指示)くらいしろよ。
主体的に口をきかなくなったのは俺の方が先だから、恐らく向こうも同じこと思ってるだろうけどな。
でも俺から指示を出すことは立場上、あり得ないわけで。
何より想像できる限りにおいて、俺の倍かそれ以上もらってるわけでしょ給料。
ある程度まとめて持ってくるというまでの知恵もないので、その都度俺の手が止まることになり、地味にイラっとする。
夕方になって、別件だが同じ処理の書類をまた持ってきやがった。
「何ですか、これ?」
くらいの返しは一度やってやろうと思っているんだが、これまではうまい具合にこちらのタイミングを外されている。
要は俺が手元書類から目が離せないような状況の時に、こそっと置いていくのだ。

定時に帰ろうとしたら、いつの間にまたこっそり置いて行ったのか、今日は早上がりした上司の机上に戻り伝票が…もうやることいちいち、意味不明。
これの「帰結先」、というか担当者は俺なわけで。上司も数字が入っていない戻り伝票だけを机上に置かれたところで処理できない。
以前、何かのカードゲームよろしく全て揃ってからでないと戻してこない、と俺がこの場でも愚痴っていた案件で、見かねた上司が俺の在宅勤務の日に、チーフにキツ目に言い渡してくれたらしい…のだが、だから上司に戻してる?
もう何年も同じ体制でやっているのに、全体段取りを理解しないまま作業しているってことだろうか。
だったらお前が原因で現場が混乱するだけだから、早々にやめてほしい。
担当者の末端としての俺も、自分の仕事に責任を持てないので、いっそ担当替えか、部署の都合で担当が替えられないというのなら、来年はもれなく俺が降りることになるが。
とりあえず俺宛に持ち込まれたものではないので、そのままにしておいた。
翌日また、どういう騒動に発展してても、俺は一切関知しない(自己責任)。

相変わらず正規雇用サマたちが、万事こんな具合に世間常識というものとかけ離れた世界の住人たちばかりなので、もう俺ひとりぐらいが何をどう頑張ったところで、この会社の(同業他社との世間的)評価が上向くことはない、と悟った。
これは本当に幸いなことに、今のところはコロナ禍とは無縁に横這いの業績を維持できていることもあり、2021年の俺の抱負は早くも、安月給分の義務だけを粛々とこなすに留めることと決した。

翌15日(金)の、千葉県の新規感染者数は504人で、最高記録をあっさりと更新した(東京都は同日2,001人)。
Twitterでは東京都保健局の報道資料ペーパー画像を示しながら、検査数も17,000件もあったと報じる方もいて、検査現場の方々が昼夜を徹して頑張った結果と見える。この数字から陽性率を算出すると11.77%で、実はほぼ横ばいのまま。
しかし専門家監修のもと、昨14日集計の実効再生産数は千葉県で1.42(東京都1.21)だったと某局で報じられていた。
恐らくは年末年始休みに移動・接触しまくった結果が、今頃出ているわけで。
今回の緊急事態宣言での自粛効果が実測できるのは、さらに半月ほど先になる。

俺自身はその政府の緊急事態宣言を受けて、月曜在宅勤務が(会社都合により)義務化されたので、当面「3連休」(?)な日々が続くことになる。今回の籠城はそのいいリハーサルになった。