暴走老人。

相変わらず暴走老人たちの押し付け「正義感」が、なんともウザい。
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せめて子どもたちの「力作」を一旦外してから貼ればいいものを。
親たちもこれを目にして、何もいわないのだろうか。
もうすっかり緊迫感のない人も多いが「緊急事態宣言」発令中でもあり、俺はこのところ週末も買い物にすら出なくていいように食料を買い溜めしておくことが習慣となっている。これに在宅勤務日を加えて、平日出勤日(通勤)にしか部屋を一歩も出なくなった。その出勤日もまだ日の短い冬場でもあり、朝も夜も俺が移動する時間帯は真っ暗なのだが、それでも平日にまとめて済ませている駅やスーパーとの往復ルートには、この商店街を避けるようになった。
目にしただけでも、かようにいろんな思いがあふれてきてしまって不愉快なので。

商店街全面に一斉に貼り出されたこの手の標語はどうしても、「欲しがりません勝つまでは」を想起させてしまう。
歴史の教科書的には「権力」からの強い思想統制があったように描かれがちだが、もしかして「戦前」って、かなり幅のある表現の自由を確保されていながら、「〇〇警察」的な、声の大きな一部の人たちのお陰で人民側から始まった自己規制の空気が、ひいてはいつの間にやら国民的気運になっちゃって、あの不幸な開戦に至ってしまったのではなかろうか。
そんな突飛なことをふと思ったりするくらい、「大本営ゴッコ」をやりたがってるようにしか見えないのもそういえばこの界隈は元々軍都だったせいかも知れない。
だとしても一片のセンスも感じられるものではなく、齢を重ねるということが、遍くこういう風に発想が硬直化することだとしたら、俺はトシを取りたくないと心底思う。
こんなみっともない老後しかないんだったら、明日コロナで死んでてもいいや俺(標語、逆効果)。