に、なってしまった。
俺自身はもう何十年も前、高校時代に初めて越境（？）のために電車通学を経験したのだが、同じように初めて電車通学を始める学生や、地方から出てきた新社会人、人事異動や転勤で関東の複雑怪奇な鉄道路線網を使う羽目になった人たち…とこの時期、ちょっとした不慣れから駅では混乱が起こる。
かつて俺自身もきっとそうだったように、駅によって異なる右側通行、左側通行の流れにうまく乗れなかったり、乗り換え通路で交差する人の流れをうまいことやりすごせなかったり、予期せぬ場所で立ち止まられてたり、すぐ隣のドアはガラガラなのに人でいっぱいのドアから乗り降りしようと視野狭窄に陥ってしまったり…。
そんな通勤電車「初心者」の方々による予測不能なイレギュラー行動は、ときに駅通路移動での数秒の遅れが気づくと電車一本分の乗り遅れになってたり、電車そのものの数分単位での遅延に発展してしまってたりして…。
それだけこの都心部の混雑は、もう誰がどうやったって限界で、駅現場の方々の努力や呼びかけだけでどうにかなるものでもなく、乗客同士の有形・無形の気遣いでなんとか成り立ってる安全と定時運行、ということでもある（最近の駅での人手の減らし方も、えげつねーよなーとは思うけど）。
しばらくの間、いつも以上に時間に余裕をもって出勤しないと、だな。
毎年この時期の、サラリーマン心得のようなもの。
