申請を、決意。

遡ること今月の8日。
職場から帰宅すると、19時から我が国総理大臣が緊急の記者会見を開いていた。
緊急事態宣言(またはまん延防止等重点措置の延長)を検討する会議がこの日にあることはチェックしていた。この結論如何によって、東京五輪期間中の自身の出勤状況(有給申請)を決めようとは思っていたので。
その流れでの緊急記者会見になったものらしい。
肝心の会見内容は、とにかく毎度のことながらボケが多すぎて、ツッコミが追いつかない。

全ての国民に向けた、大変心強いメッセージ、ありがとうございました(笑)。
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4度目の、緊急事態宣言。まただらだらと。
「ちゃんと伝えたからね、守らないのは自己責任だからね」
っていう、全く響いてこない責任逃れなメッセージの繰り返し。もう誰も、耳を貸しちゃいないんだけど。
あれほど何度も専門家会議を開いているのだからせめて、科学的・具体的な対策方法のひとつでも。休業を余儀なくされている飲食店に対しても、営業を許可できる条件を示してみるとかさぁ。
総理からの正式な緊急事態宣言発令を受けて、直後の関係五者協議では、無観客開催が決定したが、これはある程度折り込み済みだったということか。

この総理会見からはやっぱり何ひとつとして信じられそうなことばがなかったので、ほぼ1週間悩んだフリをしつついろいろと善後策も練りつつ、総理会見の1週間後の感染者数動向も加味、「総合的に」判断の上で、有給申請を決意した。
強硬策、というか禁じ手。
もう東京五輪の強行開催を決めた国政に対する「ひとりストライキ」の様相だ。
東京五輪の期間は約3週間。このうち開会式のある最初の週は祝日も設けられているので実質はその後の2週間の出勤体制だが、なんとか週1日出勤で行けるのではないかと見繕った。少し早い夏休み、といったところ。
しかしそのためには(業務上の)緊急時を想定した申し送りだとかマニュアルの整備だとか、日常業務外に膨大な事前準備も必要になる。

しかし、国も会社も、どこもかしこもリーダー格が「八甲田山」だな(しかもその自覚がない)。
今日の新規感染者数、千葉県内でかっきり200人。
200人台は今年の2月6日以来だとか。
そのころの俺は、何やってたっけな。

因みにこの時点では、(δ株により)感染フェーズが変わったという自覚が俺にはまだなく、あくまでも東京五輪強行開催と総理談話に対する不信感だけが、有給申請に至った理由だったが。