たんさんすいぶ 全5巻(2014)

ギターやバイオリンといった弦楽器が女体曲線を取り入れたものである、という「都市伝説」(?)は知っていたが、まさか管楽器(主人公はサックス担当)でこういう発想が!
東京にあるのになぜか「丹波第三高等学校吹奏楽部、略して「たんさんすいぶ」。
そもこの少人数で吹奏楽が成り立つのか、という書評を見かけたが、リアリティが全くないのは論外にしても、細かいこたぁ言わずまずはこのハチャメチャ世界観を、一緒に愉しみましょーよ(実際、これ以上登場人数が増えても読者が混乱するだけだし)。その辺は吹奏楽経験者だとやっぱり、入り込みにくいのかな。
結末は連載開始当初にある程度決まっていたものだと思うのだが、途中経過が順調にふくらみ過ぎたのか、やや尻すぼみ感が残念だった。
しかしこういうはっちゃけた話は、描く方も相当エネルギー(持続)が必要なんだろうなぁ。
そんなこんなも最終巻末の描きおろし話で、全てがチャラになる感じがまたよかった。

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とっくに更新止まってますけどね。